空港やホテルなどで公衆無線LANが設置されるケースが増えているが、実際にはどれぐらいの人が利用しているのだろうか? 都市ごとの利用比較で見ると、東京はニューヨークを抜き、ロンドン、シンガポールに次いで3位であることが、アイパス・インクの調べ(参照記事)で分かった。「この日本での成長は、日本のモバイルワーカーの数が世界で最も急速に拡大していることを裏付けている」(アイパス・インク)としている。
世界的に見ても公衆無線LANの利用は順調で、2007年度後期の利用は前年同期比で89%増となった。中でも欧州での利用は急成長を遂げていて、世界全体の31%から40%にシェアが拡大。世界で最も公衆無線LANが利用されているロンドンでは、前年同期比156%増となり、さらにリードを広げた格好だ。
ビジネスユーザーは出張先で公衆無線LANを利用する人が多いが、どんな場所で使っているのだろうか? 最も頻繁に利用されているのは空港で45%、次いでホテルが29%という結果となった。また鉄道の駅やフェリーなどの利用場所も増えていて、駅や電車内での利用は前年同期比217%と大きく伸ばした。「この急激な成長には、電車通勤が必須となっているロンドンと東京が貢献している」(アイパス・インク)
順位 | 日本で公衆無線LAN利用の多い場所 |
---|---|
1. | 成田空港 |
2. | 羽田空港、国内線ターミナル |
3. | 品川インターシティ |
4. | JR東京駅、東海道新幹線 |
5. | マクドナルド武蔵中原店(川崎) |
6. | JR品川駅、東海道新幹線 |
7. | JR仙台駅、2階びゅうプラザ |
8. | 広島空港 |
9. | 大阪国際空港 |
10. | JR名古屋駅、東海道新幹線 |
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