ブログのヘビーユーザーはニュースサイトもお好き――米調査

» 2008年03月11日 08時51分 公開
[ITmedia]

 調査会社の米comScoreは3月10日、ブログサイト訪問者のネット行動に関する調査報告を発表した。ブログ利用頻度の高い「ヘビーブロガー」は、ネット利用者平均と比べ、ニュースやエンターテインメントコンテンツをオンラインで利用する比率が著しく高いという。

 この調査では、ブログサイト訪問者のうち、特に利用時間の長い20%の層を「ヘビーブロガー」と定義した。平均的ネット利用者によるページビューを100とした指数で、ヘビーブロガーによるページビューをカテゴリー別にみると、政治サイトは240、Webホスティングサービスで224、ニュースサイトは199、ユーモアは158と、いずれも平均ネットユーザーよりもブロガーによる利用が著しく高いことが分かった。ブログサイトでの指数は428となっている。

 この指数を使ってサイト別のページビューをみると、ブログサイト以外でヘビーブロガーによる利用度が最も高かったのは、ソーシャルニュースサイトの「Digg.com」で、指数は358だった。全般的にニュースサイトが人気で、CTVGlobeMedia(3位)、DrudgeReport.com(5位)、HuffingtonPost.com(7位)、Salon.com(8位)、ABC News(9位)がトップ10にランクインしている。2位には、指数320で芸能情報サイト「PerezHilton.com」が入った。

 comScoreは、ヘビーブロガーは高度に情報通でテクノロジーに詳しく、エンターテインメント志向であり、他者の購買活動に影響を与える「インフルエンサー」と似通っているとして、広告主などにとって魅力的なオーディエンスだと指摘している。

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