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» 2008年03月11日 08時14分 UPDATE

あなたが家を買うとしたら、どの住宅ローンを借りますか?

金利が1%違うだけで、総返済額が大きく違ってくる住宅ローン。これから利用しようと思っている人は、どのタイプの住宅ローンを希望しているのだろうか? 住宅金融支援機構調べ。

[Business Media 誠]

 「そろそろ家を買いたい」と思っている人もいるだろう。家のチラシで「頭金0円、月々の返済○万円」「いまの家賃と比べてください」といったコピーをよく目にする。しかしこの月々の返済は変動金利(しかも優遇金利で低金利で計算)で、実際に固定金利でローンを組めば「月々の返済がきつい」といったケースも出てくる。

 変動金利とは市場金利に基づき、一定の期間ごとに金利の見直しをするタイプ。例えば三菱東京UFJ銀行で見ると、変動金利は年1.875%(3月10日現在)だが、もし金利が上昇すれば毎月の負担が増えてしまう。

 一方で、借り入れ期間が長い人は固定金利のほうが向いているといわれる。金利が決まっているので返済計画は立てやすいが、変動金利に比べ金利が高い。三菱東京UFJ銀行の固定金利で返済期間を30年とした場合、金利は年3.06%(3月10日現在)。

 変動金利でお金を借りておいて、「金利が高くなってから固定金利に借り換えよう」といった人もいるが、どちらの金利で借りる人が多いのだろうか? 住宅ローンを利用する予定がある人の過半数(51.5%)は「全期間固定型」を希望していることが、住宅金融支援機構の調べで分かった。

 一定期間だけ金利を固定し、固定期間が終わるとその時点の金利が適用される「固定期間選択型」を望む人は35.5%、「変動型」は13.0%だった。2006年度の調査ではゼロ金利が解除(金利を実質0%に固定する政策)されたため、「金利が上がるのではないか」という懸念から固定金利を求める人が71.3%に達した。しかし米国の景気減速懸念や円高、株安などの理由から「金利据え置き」が続いているため、今回の調査では20ポイント近く減少したようだ。

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 住宅金融支援機構は「住宅ローン利用に関するアンケート」を実施した。インターネットによる調査で、今後5年以内に住宅ローンの利用予定がある4186人(20歳〜60歳未満で、学生と無職を除く)が回答。調査期間は2月8日から2月12日まで。

住宅ローンの利用予定者の約5割は年収「400万円〜800万円」

 固定金利選択型の内訳を見ると、固定期間が5年(11.8%)と10年(10.8%)を望む人が目立った。今後5年間または10年間は、低金利が続くと予測しているようだ。

 住宅ローン利用予定者の世帯年収は「400万円〜600万円」が最も多く35.5%、次いで「600万円〜800万円」が21.5%、いずれも全期間固定型の住宅ローンを望む人が多い。しかし年収が1000万円以上になると、全期間固定型と固定期間選択型を希望する人がほぼ同じとなった。多くの年収をもらっている層は、「今後も低金利が続く」と予想している人が多いのかもしれない。ただ全体の42.6%は、今後1年間の金利は「現状よりも上昇」と見ている。

 過去の金利と比べると、現状は歴史的な低金利であることは間違いない。かといって景気の先行きなどを考えると、どのタイミングで金利が上昇するのか、予測するのが難しいところだ。

yd_home.gif 現在の金利水準は歴史的な低金利

 もし住宅ローンを返済中(全期間固定型以外)に金利が上昇したら、どうすればいいのだろう。毎月の返済額が増えた場合の対応策として、まとまったお金を繰り上げて返済する人が32.75%。一方で「見当もつかない、分からない」と回答した人は30.6%いた。

 数千万円のお金を借りれば、金利が1%違うだけで総返済額は大きく違ってくる。しかし金利が上がっても対応策が分からないというのでは、まだまだ“金融リテラシーが低い”ということかもしれない。

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