海外映画の吹き替え、芸能人起用には否定的

» 2008年03月07日 17時13分 公開
[Business Media 誠]

 映画館でハリウッド映画などの俳優を見て、カッコイイと思った人も多いはず。しかし家のテレビで見ると、違ったイメージを感じるのはなぜだろう? ひょっとして、吹き替えによって声が変わったことが原因かもしれない。

 海外の映画やドラマの吹き替えを、プロの声優ではなくタレントや芸能人などが担当することについて、52.2%の人が否定的な意見を持っていることが、マイボイスコムの調査で分かった。

 マイボイスコムは「海外映画・ドラマの吹き替えに関する調査」を実施した。インターネットによる調査で、1万5471人(男性7117人、女性8354人)が回答。調査期間は2008年2月1日から2月5日まで。

吹き替え版の良い点と悪い点

 吹き替え版の良い点は「映像に集中できる」が最も多く47.1%、次いで「ストーリーが理解しやすい」が46.6%、「文字を読まなくてすむ」が42.7%。気軽に作品を楽しみたい視聴者は、吹き替え版を好んでいるようだ。逆に吹き替え版の悪い点は「生の俳優の声が聞けない」が47.9%、「オリジナルの雰囲気が出ない」が45.6%。作品のイメージや雰囲気を重視する視聴者は、吹き替え版を避ける傾向にある。

 芸能人による吹き替えについては「声優初体験のアイドルなどを起用すると、企画者の意図がみえみえでしらける」(女性、45歳)、「芸能人が吹き替えをしていると、その人のキャラクターや容姿が見え隠れしてしまって、ストーリーに入り込みにくい」(女性、35歳)など、厳しい意見が目立った。

吹き替えの悪い点

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