フェイスは3月4日、同社が開発した視聴権利認証技術「Near Field Rights Management(以下NFRM)」が、フェリカネットワークスのおサイフケータイ向けプラットフォームの「ピットモット」に対応したことを発表した。これにより、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3キャリアのおサイフケータイで、同社のNFRMサービスを利用可能になる。
ピットモットは、おサイフケータイでポイントや電子チケットなどのサービスを実現するための3キャリア対応のプラットフォーム。NFRMへの対応により、ピットモットのアプリケーションを立ち上げたおサイフケータイでNFRM対応コンテンツの視聴権利情報を取得し、動画コンテンツを視聴することが可能になる。またおサイフケータイで任意のコンテンツを選び、インターネットに接続されたPCのFeliCaポートにかざすと、PCの大画面でコンテンツを視聴できる。
フェイスはフェリカネットワークスとともに、2008年夏を目途にピットモットとNFRM連携サービスの商用化に取り組む。将来的には(1)コンサートチケットの購入時に、アーティストのプロモーションビデオなどの特典映像をNFRMで同時配信(2)NFRM対応の映画作品の購入時に、関連する劇場公開作品の割引クーポンをピットモットの電子チケット機能を用いて同時配信 などの連動サービスを提供する予定としている。
フェイスは東京・ビッグサイトで開催中の「IC CARD WORLD 2008」で、同サービスのデモンストレーションを実施している。
デモの内容は、映画コンテンツを視聴する権利があるおサイフケータイをPCのFeliCaポートにかざすと、視聴権利情報をPCが取得し、そのPCで映画を再生できるようになるというもの。FeliCaの高速な処理速度を生かし、おサイフケータイをかざすと瞬時にPC側の再生が始まるところをアピールしていた。
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