20代は貯蓄志向? 年間120万円以上貯める人が1割

» 2008年03月05日 12時57分 公開
[Business Media 誠]

 若い時はつい遊びにお金を使ってしまい給料日前になると、タバコやコーヒー代を我慢したことがある人もいるだろう。ましてやお金を貯めることなんて、“考えたこともなく”年を重ねてから後悔した人も多いのでは。

 「最近の若い人は……」というのは、いつの時代も年長者がつぶやきながちなセリフだが、イマドキの20代の8割は「毎月、預貯金をしている」ことが、マクロミルの調べで分かった。預貯金をする理由は「いざという時のため」が65%で断トツ。明確な目的ではなく、備えとして預貯金をしている人が多いようだ。

 調査会社のマクロミルは「若者の生活意識調査」を実施した。インターネットによる調査で、20代の男女312人が回答。調査期間は2月12日から2月13日まで。

今後も積極的にお金をかけたいことは「預貯金」

 20代の人は1カ月にどのくらい預貯金(年間合計額を12で割って算出)をしているのだろうか? 最も多いのは「1万円未満」で17.6%、次いで「1万円台」が11.5%。「やっぱり20代だと少額だな」と思うのは早計で、1カ月に「10万円以上」、つまり年間で120万円以上貯めている人が9.6%いる。

 今後も積極的にお金をかけたいことを聞くと、「預貯金」が最も多く44.2%、次いで「国内旅行」が37.2%、「洋服、ファッション」が36.2%だった。

1カ月あたり、どのくらい貯金しているか

お酒を飲まない理由に「節約」を挙げる人も

 お酒を飲まない(飲めない)若い人が増えているとも聞くが、実態はどうなのだろうか? 飲酒の頻度を聞いたところ、お酒を飲まない人は34.9%。その理由として「お酒に弱い」が36.7%で最も多く、次いで「おいしいと思わない」が33.9%、「お酒が好きではない」が23.9%と、“飲めない”理由が多い。

 一方で、お酒を飲まない理由として「お金の節約をするため」と回答した人は22.9%で、ここでも貯蓄志向がうかがえた。男女別で見ると男性が34.1%、女性が15.4%と、お酒を飲むのであれば「預貯金をしたほうがいい」と考えている男性が多いようだ。

20代の3人に1人はお酒を飲まない

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