調査リポート
» 2008年02月26日 12時04分 UPDATE

引きこもりは男性が7割、30〜34歳が最多

東京都内でひきこもり状態にある人は推定で約2万5000人、30歳〜34歳の人が多い。深刻な数字が発表されたが、ひきこもり状態になったきっかけとは何か? 東京都調べ。

[Business Media 誠]

 学校や会社には行かず、自分の部屋でほとんどの時間を過ごすひきこもり――。厚生労働省によると、ひきこもりとは「さまざまな要因によって、社会的な参加の場面がせばまり、就労や就学などの自宅以外での生活の場が長期に失われている状態」としている。

 ひきこもり状態になったきっかけは「職場不適応」(25.0%)や「就職活動不調」(14.3%)など、仕事に関係することが多いことが分かった。このほか「病気」(25.0%)や「不登校」「人間関係の不信」(いずれも17.9%)の要因を挙げる意見が目立っている。

 東京都は「ひきこもりの実態などに関する」調査を実施。住宅基本台帳から15歳以上34歳以下の男女3000人を無作為に抽出し、調査員の戸別訪問でアンケートを行った。

yd_tokyo.gif ひきこもり状態になった要因

ひきこもり状態の若年者、東京都内で約2万5000人

 普段の過ごし方で「自室からほとんど出ない」「自室からは出るが家からは出ない」「近所のコンビニなどには出かける」などと回答した人を、ひきこもり状態と判断。調査の結果、ひきこもり状態である人は0.72%、東京都内でひきこもりの若年者は約2万5000人いると推定している。また「家や自室に閉じこもりたいと思うことがある」など、心理的なひきこもりも66人いることが明らかになった。

 ひきこもり状態にある人は、「男性」のほうが圧倒的に多く71.4%。年齢で見ると「30歳〜34歳」が42.9%、「15歳〜19歳」「20歳〜24歳」「25歳〜29歳」がそれぞれ17.9%だった。

 ひきこもりの状態になった時期は「25歳〜27歳」が最も多く28.6%、次いで「13歳〜15歳」が17.9%、「16歳〜18歳」が14.3%。ひきこもり状態の期間で見ると「3年〜5年」が28.6%、「7年以上」が21.4%と、1年以上に渡って継続している人が75%に達した。

家族や友人との関係が希薄なひきこもりの人たち

 ひきこもりの人は「家族との関係」が希薄な傾向にあるようだ。「親との関係がよくなかった」と回答した一般の人は10.0%だが、ひきこもり状態の人は35.7%。逆に「家族の仲がよい」とする一般の人は64.4%に対し、ひきこもりの人は28.6%という結果が出た。

 またひきこもりの人の特徴として、「不登校」(35.7%)や「いじめられた」(39.3%)などを経験しているケースが目立つ。「友だちとよく話す」と回答した一般の人は80.9%に対し、ひきこもりの人は42.9%と半数以下であることから「友人関係が希薄な傾向にある」(東京都)としている。

yd_tokyo1.gif 家族との関係

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