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» 2008年01月26日 08時29分 UPDATE

世界の携帯市場、2008年は1けた成長に減速――IDC調べ

2007年10〜12月期の世界携帯電話の出荷台数は、前年同期比11.6%増。過去3年の同四半期の成長率18〜30%に比べ、低めにとどまった。

[ITmedia]

 調査会社の米IDCは1月25日、世界携帯電話出荷台数についての調査結果を発表した。2007年第4四半期(10〜12月期)の出荷台数は3億3400万台で、前年同期を11.6%、7〜9月期を15.3%上回り、過去最高を記録した。通年での出荷台数は、前年比12.4%増の11億4410万台と推定される。

 「過去3年間、ホリデーシーズンの四半期(10〜12月期)の出荷台数伸び率は18〜30%の間で推移していたが、今回は11.6%の伸びにとどまった」とIDC。「今後も過去3年間の成長ペースを維持できると期待するのは非現実的。2008年を通じて1けたの伸びにとどまり、それが今後数年続くだろう」とみている。

 メーカーランキングでは、引き続きNokiaが首位を維持。第4四半期の出荷台数は1億3350万台(シェア40%)で、2位Samsung、3位Motorola、4位Sony Ericssonの出荷台数合計を上回った。エントリーレベル製品の伸びが出荷台数増をけん引するとともに、ハイエンドのNseriesが同社の売上高や利益に貢献している。

携帯電話メーカー上位5社の出荷台数およびシェア(2007年第4四半期)
メーカー 出荷台数(単位:百万台) シェア(%) 出荷台数増減(前年同期比、%)
Nokia 133.5 40.0 26.5
Samsung 46.3 13.9 40.7
Motorola 40.9 12.2 -37.8
Sony Ericsson 30.8 9.2 18.5
LG Electronics 23.7 7.1 33.6
その他 58.8 17.6 14.2
合計 334 100.0 11.6
(資料:IDC Worldwide Quarterly Mobile Phone Tracker)

 第4四半期に4630万台を出荷したSamsung(シェア13.9%)は、通年でもMotorolaを抜いて2位。Ultra Editionなどのハイエンド製品やミッドレンジ製品の相次ぐ投入で、米国や欧州での買い替え需要にうまく乗じた。3位Motorolaのシェアは12.2%。新CEOグレッグ・ブラウン氏の下、新端末を投入するなどの対策を講じているが、回復には2009年までかかりそうだとIDCはみている。

 Sony Ericssonは、第4四半期に初めて3000万台の大台に乗った。新興国市場にも注力しつつある同社だが、主要メーカーの中では最も高い平均販売価格(ASP)を維持している。5位のLG Electronicsも着実に出荷台数を伸ばしているが、4位Sony Ericssonとの差は前四半期よりも開いた。

携帯電話メーカー上位5社の出荷台数およびシェア(2007年)
メーカー 出荷台数(単位:百万台) シェア(%) 出荷台数増減(前年比、%)
Nokia 437.1 38.2 25.8
Samsung 161.1 14.1 41.7
Motorola 159 13.9 -26.9
Sony Ericsson 103.4 9.0 38.4
LG Electronics 80.5 7.0 26.8
その他 202.9 17.7 1.1
合計 1144.1 100.0 12.4
(資料:IDC Worldwide Quarterly Mobile Phone Tracker)

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