» 2008年01月23日 10時00分 UPDATE
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必須スキル“巻き込み力”向上演習2008:

隣の上司も動かして成果を出す! “巻き込み力”で差をつけろ

フラット化が進むのは企業だけではない。ビジネスの現場でも、組織構造にとらわれず“プロジェクト”を回していく力が必要になってきている。そのために必要なのが“巻き込み力”だ。上司を、他部署のメンバーを、そして他社の人材を、あなたのプロジェクトに巻き込むことで、社内だけでなく社外からも引っ張りだこな人材を目指そう!

[PR/Business Media 誠]


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 ビジネスの現場が、フラット化という地殻変動に揺れている。それをもたらした要因の1つはITの普及だ。

 「お互いのコミュニケーションが増えただけでなく、共同作業もできるようになった──連合、プロジェクト、製造をともに行えるようになった──従来とまったく違う水準で」(トーマス・フリードマン『フラット化する世界』日本経済新聞社刊)

 別に自国人を雇わなくても、インド人の経理事務やコールセンター業務を任せればいい。地元の工場で生産しなくても、中国に委託すればいい──。こうしたフラット化は、企業規模の話だけではない。

 あなたが働くビジネスの現場でも、“フラット化”は起きているのである。

プロジェクトである。チームである

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 これまでは、自部署の部下や上司などの自社の人員を活用してビジネスを行うのが当たり前だった。しかし考えてみてほしい。そうした人材は、社内で最高のメンバーか? 業界で最高か? 日本で最高か?

 ビジネスの現場がフラット化することで、これまで問うても無意味だったこうした言葉が現実の疑問となってきた。自分の所属するチームのメンバーにとらわれず、隣の部署、その業務を得意とする他社、外部の専門家をうまく使ってビジネスを回していく時代になってきたのだ。

 そう。これがプロジェクトである。これこそが新しいチームのあり方である。

 社内外から必要なメンバーを集め、リソースを用意し、業界で最高のビジネスを成し遂げる。それがフラット化したビジネスで可能になったことであり、こうした動きを歓迎する企業が増えている。これを実現できる人であれば、今の会社のポジションに固執する必要さえない。

 能力ある若手ビジネスパーソンにとって、大きなチャンスの時代でもある。「部下が欲しい」と会社に言う必要はない。優秀で、あなたが欲しいと思う人たちを自分のチームに誘い、プロジェクトを成功に導くのである。

 しかし、ちょっと待って。自分の部下でもない人たちをまとめて、ビジネスを回していく力を持っているか? その自信はあるか?

あなたは“巻き込み力”を持っているか?

 一昔前なら、部下たちに“命令”することでビジネスを回すこともできただろう。しかし“命令”することができない上司や隣の部署の人たち、さらには他社の人材を活用してビジネスを成功に導くためには、別の力が必要だ。

 それは“巻き込み力”である。

 直接は関係なかった人たちを、否応なく自分のプロジェクトに巻き込んでいく力だ。

 「ここまでタッチするつもりじゃなかったんだけど、彼の熱意に感心して、プロジェクトにずっぽり入り込んじゃったんだよ」

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 チームのメンバー(部下だけじゃない、もしかしたら上司も、隣の部署の人たちも、外部の人材も)が、こう言うようになったら、そのプロジェクトは成功間違いなしである。

 同じ夢、目標に向かって、各自が持つ力を発揮し、チームに成功をもたらすこと。そのためには、リーダーが周りを巻き込んでいかなくてはならない。この巻き込み力こそが、メンバーおのおのが持つ真の力を引き出し、最高の成果につながるのだ。


“巻き込み力”は、学んで身につく“スキル”である

 「他社も巻き込んだ億単位の商談をまとめたい──」。心の中でそんなことを思ったことはあるだろうか。そのときには、ボンヤリとでも“巻き込み力”の重要性も感じているはずである。

 周りの人間を、目的を共有化し同じゴールへ向かって努力する仲間にしてしまう技術。これこそが“巻き込み力”の本質なのである。そして、この基礎をなすのが、いわゆるコミュニケーションスキルだ。

 コミュニケーションスキルというと、「相手に自分の考えをうまく伝えること」などと表層だけをとらえてしまいがち。しかし、その本質は自分の考え、想いを相手に伝え、その結果“相手を巻き込むこと”にある。

 “巻き込み力”に直結するコミュニケーションスキル──。それは例えば、目標となるゴールを表現する力、相手の立場を理解したうえで納得させる説明する力、そして相手に一緒に働きたい! という気持ちを抱かせる力だ。

 つまり絶妙なバランスの、「おれについてこい」と「あなたが必要なの」というメッセージの発し方なのである。

 これが何かの才能ではなく、スキル、技術であることに着目したい。つまり、生まれ持った能力ではなく、訓練によって誰でも向上させることができるものだということだ。

 “巻き込み力”を獲得すれば、活躍の場が広がる。今の会社内でしか通用しない力ではなく、業界のどこへ行っても必要とされる力だ。そして、実質的にリーダーとなることで、自分の意見も通りやすくなる。

 今回の連載、「“巻き込み力”向上演習2008」では、コミュニケーションスキル=巻き込み力 の意味を探り、“巻き込み力”を身につけるためのお手伝いをしていく。いわば、会社での肩書やポジションに関係なく、真の意味でのリーダーとなるためのヒントをお伝えしていく。

 さあ! この連載を通してコミュニケーションスキルとは何かを理解していこう。そしてコミュニケーションスキルを磨き、“巻き込み力”を身につける第一歩を踏みだそう。

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提供:株式会社社員教育研究所
企画:アイティメディア営業本部/制作:Business Media 誠 編集部/掲載内容有効期限:2008年12月31日

FEATURES

【連載 第1回】 隣の上司も動かして成果を出す! “巻き込み力”で差をつけろ
 フラット化が進むのは企業だけではない。ビジネスの現場でも、組織構造にとらわれず“プロジェクト”を回していく力が必要になってきている。そのために必要なのが“巻き込み力”だ。上司を、他部署のメンバーを、そして他社の人材を、あなたのプロジェクトに巻き込むことで、社内だけでなく社外からも引っ張りだこな人材を目指そう!

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