新年のあいさつ、あなたは年賀状派? それともメール派?

» 2007年12月05日 20時50分 公開
[Business Media 誠]

 2008年用のお年玉付き年賀はがきが11月1日から発売されている。メールの普及などの理由により、2007年用の年賀はがきの発行枚数は、前年比−7.0%の37億9978万枚に低迷。年賀はがきとPCからのメールを使い分けて、年賀のあいさつを送る団塊世代(56〜60歳の男性)は23.0%いることが、セイコーエプソンの調べで分かった。

 ただ団塊世代で最も多かったのは、年賀はがきのみ送る人で65.5%。一方で若年社会人(22〜25歳男女)は、年賀はがきと携帯メールを使い分ける人が59.5%、年賀はがきのみ送る人は14.5%だった。20代前半の社会人の6割、団塊世代でも4人に1人が、年賀はがきとメールを使いわけているようだ。

 メールのみで新年のあいさつを済ませている人は、若年社会人で11.5%、団塊世代でわずか1.0%だった。

 セイコーエプソンは年賀状に関するアンケートを実施した。5年以内に家庭用カラープリンタを購入した人が対象で、22〜25歳の社会人200人と56〜60歳の男性200人が回答。インターネットによる調査で、調査期間は11月16日から11月18日まで。

若年社会人は年賀はがきとメールを使い分けて送る人が多い

年賀状を作成する時のポイント

 今年の年賀状(メール含む)で新たに送ってみようと思う相手がいる人は、54.8%と半数を超えた。新たに送る相手は、若年社会人が「会社関係の人」が最も多く40.2%、団塊世代は「日頃会う機会の少ない友人や知人」が37.8%。

 年賀状に期待することとして、若年社会人は「会社や仕事上で築いた人脈を維持する」を挙げる声が多く、団塊世代は「自分の近況を伝える」「連絡が遠のいた友人・知人との連絡」が目立った。若年社会人にとって年賀状は、仕事で築いた“人脈作り”の役割を担う傾向があり、団塊世代にとっては手紙的な意味があるようだ。

 また年賀状を作成する時のポイントも、世代によって違いが出た。若年社会人は絵柄や写真を重視する人が68.5%、一方、団塊世代は言葉に重きを置いている人が72.0%。イラストなどのデザインでセンスの良さを伝えたい若年社会人に対し、団塊世代は自己紹介をする気持ちが強いという結果が出た。

年賀状(メール含む)に期待することは?

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