2007年のWi-Fiチップセットの出荷量、3億個を超える勢い

» 2007年12月05日 08時49分 公開
[ITmedia]

 無線LAN推進団体のWi-Fi Allianceと調査会社の米In-Statは12月3日、Wi-Fiチップセットの出荷量予測を発表した。2007年の出荷量は3億個を超え、前年比41%増となる見通し。PC向けネットワーク製品市場が引き続き好調なことに加え、家電や携帯端末の伸びが加わったことが出荷増をけん引したとみている。

 「Wi-Fiは、ノートPC以外のさまざまな端末でも機能の一部として期待されるようになっており、メーカーもそれに応えている」とIn-Stat。2008年にかけて、Wi-Fi搭載の家電および端末が占める比率は伸び続けるという。またWi-Fi Allianceは、次世代無線LAN規格「IEEE 802.11n」のプレ標準である「802.11n draft 2.0」認定プログラムの導入などで、高スループット製品の出荷が伸びており、既にWi-Fi製品全体の9%を占めると指摘する。

 In-Statは、Wi-Fi搭載機器の出荷台数は2011年までに7億台を超えると予測。そのころにはWi-Fi搭載家電や携帯電話の出荷台数が、Wi-Fi搭載ノートPCを上回るとみている。

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