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» 2007年11月30日 23時59分 UPDATE

一番使われているFeliCa電子マネーは?: ミニストップでWAON、ローソンでEdyチャージがスタート――FeliCa決済利用状況(11月版)

イオン系列のコンビニ、ミニストップでWAONの取り扱いが始まった。NTTドコモのおサイフケータイ向けにモバイルWAONを提供する。一方セブン&アイも、ソフトバンクのおサイフケータイにモバイルnanacoをプリインストールする。

[Business Media 誠]

11月に起きたFeliCa決済関連の主なできごと

 11月より、ローソンにおいてEdyの現金チャージ(入金)の扱いが始まった。ビットワレットとローソンは共同で、ローソンでEdyを利用またはチャージしたユーザーを対象とする「ローソンでEdy!キャンペーン」を行っている。すでにローソンでは8月23日からEdyでの支払いが可能だったが(別記事参照)、チャージは対応していなかったためだ。

 11月20日からは、イオングループのコンビニエンスストアであるミニストップで、WAONが利用できるようになった(別記事参照)。東北、関東、北陸、近畿、四国エリアの約1700店舗でWAONの利用を順次開始。同時に、ミニストップ「WAON」デビューキャンペーンを実施している。また、NTTドコモのおサイフケータイだけではあるが、モバイル版WAONの提供が始まった(別記事参照)

 11月15日には、ソフトバンクモバイルが同社のおサイフケータイに「nanacoモバイル」をプリインストール(別記事参照)すると発表した。11月17日に発売する「920SH」を皮切りに、ソフトバンクのS! FeliCa端末に「nanacoモバイルアプリ」をプリインストールしていく。

 交通系電子マネーのトピックとしては、オートチャージ機能付きPASMO(別記事参照)が、11月26日に50万枚を突破した。

 以下、各社が発表しているFeliCa決済の最新データについて、プリペイド型電子マネーとポストペイFeliCa決済に分けてまとめる。

 →近畿・東海でWAONがスタート、nanaco発行数500万を突破――FeliCa決済利用状況(10月版)

 →WAON発行数が急増した理由は――FeliCa決済利用状況(9月版)

 →ICOCAの発行枚数、300万枚を突破――FeliCa決済利用状況(8月版)

 →電子マネー、利用回数No.1はnanaco―7月FeliCa決済利用状況

ICOCA電子マネーを利用できる店舗が急増

 以下の表では、FeliCaを利用した決済方式のうち、電子マネー(前払いでお金をチャージし、そこから減算して利用する)の利用状況をまとめている。いずれも10月末時点の数字だ。

 今月から、JR東日本が発表するSuicaの月間利用件数が、Suica+PASMO+ICOCAの利用件数を合わせたものになった。10月分の月間利用件数としてJR東日本では“2159万件”と発表しているが、下表ではPASMO(286万件)とICOCA(43万1000件)を引いた数字を表示していることをお断りしておく。

 先月と比較して、目立って大きく増えているのは、ICOCA電子マネーが利用できる店舗数だ。9月末数字では415店だったのが、10月末には5100店舗と大幅に増えている。

 理由は、WAONの利用エリアが10月から大幅に拡大し(別記事参照)、近畿エリアではWAONのほかにICOCAも取り扱い可能になったため。これまでは関東地方(1都6県)のみだったが、10月15日より愛知県、岐阜県、三重県、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県でもWAONが利用可能になった。新たにWAONの取り扱う近畿エリアの店舗では、ICOCAとiDを、中部エリアの店舗ではSuicaとiDの取り扱いを開始している。これに伴い、ICOCAだけでなく、Suica、WAON、iDの利用可能店舗数も増えている。

 なお表には含まれないが、6月1日から運用を開始した登録制のポイントシステム「Suicaポイント」(別記事)の会員数も聞いた。JR東日本によれば、10月末現在の数字で会員数は26万9000人、加盟店は5200店。

サービス名 事業者名 発行枚数(おサイフケータイ分) 利用可能店舗数 リーダー/ライター台数 10月の月間利用件数 いつ時点の数字か 備考(※)
Edy ビットワレット 3430万枚(610万) 6万9000店 非公表 2250万件超 10月末 なし
ICOCA JR西日本 327万枚(なし) 5100店 非公表 43万1000件 10月末 なし
nanaco セブン&アイHLDGS 507万枚(52万) 1万1853店 推定2万3706台 3200万件 10月末 R/W台数は店舗数×2を目安に計算
PASMO PASMO協議会加盟事業者 577万枚(なし) 2680店 2962台 286万件 10月末 なし
Suica JR東日本 1922万枚※(68万) 2万2750店 3万9630台 1829万1000件 10月末 相互利用できるPASMOの加盟店を加えると2万5120店、4万2270台。利用件数は2159万件からPASMO、ICOCAを引いて算出
WAON イオン 150万枚 1万1000店 非公表 非公表 10月末 利用可能店舗は関東中心

非接触ICポストペイ(後払い式、クレジットカード系)

 下表では、後払い式のFeliCa決済サービスの利用状況をまとめた。

 PiTaPaの発行会社数は先月と比較して、2社増えて14社となった。洋服の青山と三重銀行が加わったためだが、特に洋服の青山は順調に会員数を増やしており、1カ月弱で6000人以上のPiTaPaユーザーを獲得したという。

サービス名 事業者名 会員数(おサイフケータイ分) 利用可能店舗数 リーダー/ライター台数 6月の月間利用件数 発行会社数 備考(※)
iD NTTドコモ、三井住友カード他 467万人(370万人※) 非公表 22万台 非公表 58社 10月末数字。携帯ユーザーはDCMX/DCMX miniユーザー数より推定し、9月30日の数字
PiTaPa スルッとKANSAI 87万人 1万6000店超 推定1万6000台超 2700万件(電子マネー+交通利用※) 14社 10月末数字。電子マネーのみの利用件数は非公表、発行会社数は提携カード発行13社+スルッとKANSAI
QUICPay JCB、トヨタファイナンス他 320万人(非公表※) 非公表 7万5000台 非公表 14社 10月末数字。会員数のうちおサイフケータイ利用者の割合は推定2〜3割
VISATOUCH
スマートプラス
三菱UFJニコス※ 28万枚※(推定14万) 非公表 1万9000台 非公表 2社※ 9月末数字。会員数などは三菱UFJニコスの発表数で、3カ月に1回の集計

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