冬のボーナス、昨年より増えると予想する人は2割弱

» 2007年11月15日 00時00分 公開
[Business Media 誠]

 冬のボーナスの見込み支給額(会社員と公務員の平均)は男性が69万1434円、女性が46万7486円であることが、楽天リサーチの調べで分かった。地域別でみると、首都圏は64万7959円に対し、その他の地域は57万906円と7万7053円の開きがあった。

 楽天リサーチは「冬のボーナス」に関する調査を実施した。インターネットによる調査で、20〜50代の会社員・公務員の男女800人が回答。調査期間は11月3日から11月6日まで。

冬のボーナスが支給される予定の人は約6割

 冬のボーナスが「支給される予定」と回答した人は61.3%、「予定はない」が24.5%、「分からない」が14.3%。昨年の冬のボーナスと比べ、支給額は「変わらないと思う」の44.7%と「減少すると思う」の21.8%を合わせると、6割強が昨年並みもしくは減少すると見ている。一方で、昨年よりも「増えると思う」と回答した人は19.2%にとどまった。「過去最高の決算」「景気回復」などと言われているが、ビジネスパーソンにとっては、まだまだ実感できないようだ。

 冬のボーナスを最も多く手にするのは、40代の男性で84万3750円、女性では50代の56万5385円だった。支給額について、満足層(「とても満足」+「どちらかといえば満足」)は34.8%に対し、不満層(「どちらかといえば不満」+「とても不満」)が65.2%と、約7割が不満のようだ。

ボーナスの支給額に満足しているのは34.8%

ボーナスの用途は「貯蓄」と「消費」が多い

 ボーナスの用途は「貯蓄」が64.3%、次いで「消費」が53.7%、この2つが突出して多い。年別でみると、年代が低くなるにつれ貯蓄と消費の回答率が高く、20〜30代は貯蓄が7割、消費が6割だった。40〜50代の男性は「各種ローン・借金返済」「生活費」の回答が多い。一方、50代の女性は「消費」(63.6%)が「貯蓄」(47.7%)を上回り、男性に比べ“自分のために”使えるお金が多いようだ。

 ボーナスを消費に使うと回答した人に、具体的な購入商品を聞いたところ「衣服」が最も多く41.4%、次いで「国内旅行」が35.7%、「デジタル・AV機器」が33.1%。男性で最も多いのは「デジタル・AV機器」で45.7%、女性は「衣服」で50.0%という結果となった。

ボーナスの用途は「貯蓄」が64.3%、「消費」が53.7%

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