調査リポート
» 2007年10月31日 20時39分 UPDATE

就活経験者が後輩に薦める企業は?

学生が就職したい企業はトヨタ自動車や資生堂など、日本を代表する企業が並ぶ。しかし就活後の満足度では、結果が大きく違った。面接などを通じて「社員との触れ合い」を重視しているようだ。みんなの就職調べ。

[Business Media 誠]

 就職活動を経験した学生が薦める企業は、情報通信などの工事を請け負う日本コムシスが1位であることが、「みんなの就職」の調査で明らかになった。次いで情報システムを開発する「東京日動システムズ」、専門学校などを運営する「三幸グループ」となった。また、2008年度に入社予定の学生は「社員との触れ合う機会」を重視するほか、電機・機械メーカーの人気が高まっていることが分かった。

 就職サイトを運営するみんなの就職は、「2007年版先輩が薦める企業ランキング」のアンケートを実施した。就職活動をした学生を対象に、成長性や情報公開度、仕事内容、待遇・福利厚生、人事・教育制度、エントリーシート・筆記試験、面接、社員の印象、志望度の9項目を、学生が4段階で評価した。インターネットによる調査で、調査期間は2006年10月1日から2007年6月30日まで。

満足度が高い企業の4つの特徴

 2位となった東京日動システムズは、3年連続でトップテン入り。高い評価を得ている理由として、全社員の6割に当たる約650人が採用活動に関わっているため、学生からは「会社に足を運び、社員と話すたびに志望度が上がる」といった声が多かった。

 満足度が高い企業として、同社は4つの特徴を挙げた。(1)職場見学や先輩社員とのQ&Aを行い、社員と学生が触れ合う機会を設けている、(2)面接結果をフィードバックし、学生をサポートしている、(3)体験型の説明会やインターンシップを実施し、仕事内容を具体的に紹介、(4)学生との面接時間を長時間にし、質問をしやすい環境を提供――としている。

 4位以下となった企業は次の通り。ニトリ、アストラゼネカ、住友電気工業、TBC、パソナ、横河電機、滋賀銀行と続いた。 

就職活動前の人気と、活動後の満足度に違い

 2006年の調査と比べランクイン(100位以内)が増えた業種は電機・機械メーカーで、昨年の18社から33社となった。このほかサービス業や金融も、昨年に引き続き人気が高かった。一方、昨年大幅に順位を落とした情報通信業は、15社から11社と2年連続で減少した。情報通信業の満足度が低下している理由として「他業界の積極的な取り組みの影響、さらに学生らの人気が低迷気味にある」(同社)と見ている(参照リンク)

 毎日コミュニケーションズが実施している「2007年度就職人気企業ランキング」によると、文系は資生堂、JTB、ANA(全日本空輸)で、理系はトヨタ自動車、日立製作所、資生堂と続いた。みんなの就職の調査では、JTBグループのJTBトラベランドが71位、ANAグループのANAスカイパルが93位と、ランクインは2社にとどまった。

 一般的に学生が選ぶ企業ランキングは、就職活動前の調査が多い。毎日コミュニケーションズの調査時期も10月から翌年2月と、就職活動前に実施したものだ。一方みんなの就職は、就職活動後の満足度を調べたもので、2つの調査結果には大きな違いが出た。

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