米オンライン消費額、小売関連は前年比23%増

» 2007年10月26日 10時17分 公開
[ITmedia]

 調査会社の米comScoreは10月25日、米国のオンライン消費額の統計を発表した。第3四半期(7〜9月期)の消費総額は486億ドルで前年同期比18%増。うち、旅行関連は同11%増の202億ドル。旅行以外の小売関連は、同23%増の284億ドルだった。

 1〜9月の累計では、オンライン消費総額は前年同期比17%増の1433億ドル。旅行関連は13%増の597億ドル、小売関連は21%増の836億ドルだった。

 comScoreでは、オンライン消費額が旅行関連を除く小売り分野で前年比20%超の伸びを続けていることから、「市場の成熟化はまだまだ先」とみている。

 第3四半期の消費額をカテゴリー別にみると、前年同期比で最も伸びているのはビデオゲーム関連(ゲーム機・ソフト含む)で199%増。以下、家電(PC周辺機器除く)が58%増、玩具および趣味関連が57%増、イベントチケットが54%増と続く。玩具の伸びについては、中国製玩具のリコールや人体への悪影響についての報道を受け、買い換えが進んだ可能性もあるとcomScoreは指摘している。

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