ソフトバンク好調、19万8300の純増で連続トップ──9月契約数

» 2007年10月05日 15時24分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
グループ名 2007年9月純増数
累計
NTTドコモ 3万7500
 2in1:1万2800
5294万1700(53.3%)
 2in1:15万2200
KDDI 15万8000
 au:19万6700
 ツーカー:−3万8700
2921万7100
 au:2874万4400万(28.9%)
 ツーカー:47万3100(0.5%)
ソフトバンクモバイル 19万8300 1705万2500(17.2%)
イー・モバイル 6万2100 (*)12万2300(0.1%)
携帯総計 45万5900 9933万3600
*:イー・モバイルは四半期ごと(6月末、9月末、12月末、3月末)に数値を公表。数値は9月末時点のもの

 電気通信事業者協会(TCA)は10月5日、2007年9月末時点での携帯電話契約数を公表した。携帯電話の契約数は累計で9933万3600となり、8月末から45万5900の増加。鈍化傾向が見られた8月末の結果より総計契約数の数値は持ち直した。PHSの契約数は495万6800で、携帯とPHSの累計契約数は1億428万9400となった。

 キャリア別の結果は、NTTドコモが3万7500の純増、KDDIが15万8500(auは19万6700の純増、ツーカーは3万8700の純減)、ソフトバンクモバイルが19万8300の純増。ソフトバンクモバイルは5月から5カ月連続でキャリア純増シェアトップを獲得。auも19万超の純増で先月比3万8200増と好調を維持するものの、au単体の純増数でソフトバンクモバイルに差を付けられた。

 ドコモは8月末に創業以来2度目の純減となったが当月はかろうじて盛り返し、純増に転じた。しかしその数はau、ソフトバンクモバイルに大きく差を付けられてしまっている。「2in1」を利用したサブ番号(Bナンバー)の契約数もそれほどふるわず、1万2800の純増で累計15万2200。

 2008年3月にサービスを終了するツーカーは3万8700の純減で、累計契約者数は47万1300。イー・モバイルは6月末から9月末に6万2100純増し、累計12万2300に達した。

純増数の推移 純増数の推移
純増シェアの推移 純増シェアの推移
MNP利用状況 転入 転出 差し引き
NTTドコモ 非公開 非公開 −7万7700
au 非公開 非公開 5万2900
ツーカー 1300 −1300
ソフトバンクモバイル 非公開 非公開 2万6000

  2007年9月純増 累計
(参考)プリペイド契約
NTTドコモ −300 4万2000
KDDI −4800(au:6600、ツーカー:−1万1400) 74万4800(au:45万3500、ツーカー:29万1300)
ソフトバンクモバイル −3万6700 140万5300
合計 −4万1800 219万2100
(参考)通信モジュール
NTTドコモ 3万1300 124万7300
KDDI(auモジュール計サービス用回線数) 1万4200 77万5700
ソフトバンクモバイル 100 1600
合計 4万5500 202万4600
(参考)IP接続サービス
iモード(NTTドコモ) 2万4100 4775万9100
EZweb(KDDI) 14万600 2456万6600
Yahoo!ケータイ(ソフトバンクモバイル) 12万1900 1420万6500

ウィルコムはかろうじて単月純増復帰、9月末は300の純増

グループ名 2007年9月純増 累計
ウィルコム 300 464万5500
ドコモ −2万0100 31万300
PHS総計 −1万9800 495万5800

 PHSの契約数は、9月末も対前月比1万9800の純減で累計495万5800。ウィルコムは8月末に2004年2月以来の1万3900の純減を記録したが、当月はかろうじて持ち直し、300の純増に転じた。販売エリア別に見ると、純減する他エリアより東京、関西エリアなど大都市圏の純増数が上回り、単月純増復帰に寄与した。

 2008年1月7日にPHSサービスを終了するNTTドコモは2万100の純減。累計は31万300。ドコモはFOMAを中心とした携帯サービスへの切り替え優遇データ通信定額プランの開始、同社のPHSから同一番号でウィルコムへ引き継ぎできる施策などを打ち出している。

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