地球温暖化対策は国や企業が取り組むべき、と考えている人は7割を超えたが、家庭や個人レベルでは5割――。環境問題への取り組みは、国や企業任せの傾向が強いことが、ネクストの調査で明らかになった。また、エアコンの使用状況について日中と夜間に大きな差はなかったが、朝起きるまでつけっぱなしで使用する人は、東京都と大阪府で3割に迫った。
住宅情報のWebサイト「HOME'S」を運営するネクストは、環境への取り組みや環境問題への意識に関する調査を実施した。インターネットによる調査で回答者は900人(東京都、大阪府、京都府で各300人)。調査期間は9月12日から9月14日まで。
エアコンの使用実態を聞いたところ、平均設定温度は東京都26.9度、大阪府27.0度、京都府27.2度だった。エアコンを「いつも使っていた+ときどき」人は、東京都77.7%、大阪府67.7%、京都府69.7%で、同社では「関西エリアの平均気温が高いことを考慮に入れると、東京都の使用頻度は高い」としている。
エコバッグの利用については、京都府の利用率(いつも利用+ときどき利用)は80.3%で、東京都68.7%、大阪府66.3%に比べ、京都府の意識の高さがうかがえた。男性に比べ女性のエコバッグ利用率は高く、エコバッグの所有枚数は専業主婦が最も多く、4枚以上持っている人が2割を超えた。
日常の環境に対しての取り組みについては、「道端などへ、ゴミを放り捨てない」(いつも+ときどきの合計)人が96.6%で最も多く、次いで「食べ残しの量を減らしている」(95.2%)、「無駄な明かりはこまめに消している」(94.4%)と、いずれも9割以上の結果が出た。一方、取り組みが少なかったのは「環境問題に関するニュースや記事などの情報をチェックしている」(56.3%)、「資源ゴミは、リサイクルのため、デパート・スーパー等の回収所へ持っていく」(59.1%)だった。
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