ゲーム内広告は効果あり――米調査

» 2007年08月10日 08時20分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftの子会社でビデオゲーム広告ネットワークのMassiveは8月8日、ゲーム中に表示する広告の影響に関する調査結果を公開した。調査は調査会社Nielsen Entertainmentが担当している。

 調査は北米在住のゲーマー600人以上を集め、2つのグループに分ける形式で行われた。両グループともにElectronic Artsのカーレースゲーム「Need for Speed Carbon」をXbox 360でプレイしてもらい、一方のグループは単にゲームをするだけ、もう一方のグループにはプレイ中にMassiveが提供する広告を表示した。その後で、両グループに対し広告とブランドに関する同一の質問を行い、回答の違いを比較したという。

 その結果、広告を見たグループでは、見ていないグループと比べてブランドの認知度が平均64%上昇し、ブランド評価は平均37%アップ、購入を検討する率は41%増となった。

 また広告は、自動車、食品および日用品、ファストフード、技術関連ツールの分野から提供し、分野別にも比較を行った。

 調査に使用した自動車メーカーに対する購入検討率は、広告を見たグループの場合見ていないグループと比べ69%上昇した。スナック食品の場合では、購入検討率が71%高まり、ファーストフードの場合、その評価(非常に好き、ちょっと好き)が39%高まった。技術関連ツールでは、ブランド評価が70%アップとなった。

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