SuicaとPASMO、乗車以外の利用は“コンビニ”が最多──BizMarketingサーベイ調べ

» 2007年08月07日 21時47分 公開
[ITmedia]

 サイボウズ・メディアアンドテクノロジーは8月7日、ライブドア BizMarketingサーベイ事務局による「『Suica/PASMOの利用実態と利用意向』についてのアンケート調査」の販売を開始した。

 この調査は2007年4月9日から同13日まで、livedoorリサーチ会員を中心としたlivedoorユーザーのうち、10代から50代の男女を対象に実施したもので、有効解答数は1425件。

 調査結果によれば、現在Suicaを所有している人は全体の60.8%。SuicaとPASMOの相互利用サービス開始後、新たにSuicaもしくはPASMOを購入した人は22.2%で、そのうち31.6%は、それまでICカード乗車券を購入したことのない人たちだった。

 相互利用サービス開始後にICカード乗車券を購入した人の内訳は、Suica購入者が2.8%、PASMOが28.1%と、PASMO購入者はSuica購入者の10倍となった。そのうちSuicaからPASMOに乗り換えた人は20.8%だった。

 乗車以外でのICカード乗車券の利用経験については、Suicaを3月18日以前から使用している人は、「コンビニエンスストア(駅構内)」が45.0%で最多。3月18日以降に初めてICカード乗車券を購入した人では、、「コンビニエンスストア(駅構内)」が5.9%、「自動販売機(駅構内)」が4.0%となっており、76.0%が「乗車以外で使用したことはない」と回答している。

 オートチャージサービスの利用意向で最も多かったのが、「利用する予定はないが、今後利用してみてもいいと思う」という意見で、38.4%を占めた。次に多かったのが29.3%の「利用したくない」で、以下「利用を考えている」が15.5%、「既に利用している」が9.3%でこれに続いた。

 なお、ICカード乗車券を所有していない人に、購入しない理由を聞いたところ、「電車/バスをあまり利用しない」が28.4%。「自分がよく利用する駅の改札が、Suica/PASMOに対応していないから」という理由はわずか3.6%だった。

 また、どのような点が改善されたらSuica/PASMOの利用を考えるかという質問に対しては、「デポジット(500円)が不要になる」が30.6%、「本人以外が使えないようにセキュリティ面が強化されたら」が21.2%と並んだが、最多は41.3%の「特にない」という回答だったという。

 「Suica/PASMOの利用実態と利用意向」 についてのアンケート調査結果のデータは、3万1500円。Excel形式で提供する。

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