JR九州、2009年開始予定のICカード乗車券に電子マネー機能を追加

» 2007年07月27日 22時04分 公開
[Business Media 誠]

 JR九州は7月24日、2009年春以降サービス開始予定のICカード乗車券に、電子マネー機能を付加すると発表した(名称は未定)。サービス開始と同時に、電子マネーサービスも開始する。

 また、当初予定していた111駅よりも広いエリアでICカード乗車券を利用できるように計画を変更する。博多を中心とする、福岡・北九州都市圏の7線区144駅(乗降客数22万人/日)がエリアとなる。

 現在JR各社ではそれぞれに非接触IC「FeliCa」を利用した交通乗車券を導入しており、JR東日本が「Suica」、JR西日本が「ICOCA」、JR東海が「TOICA」という名前で運用している。また2008年冬からはJR北海道も、「Kitaca」という名称で導入予定で(6月13日の記事参照)、JR九州はグループで5社目のICカード導入となる。

 現在、SuicaとICOCAはすでに乗車券機能のみ相互利用が始まっている。2008年春を目処に、SuicaとICOCAの電子マネー機能も相互利用可能になる予定であるほか、TOICAを含めた3社での相互利用も可能になる見込みだ(5月16日の記事参照)

 JR九州では、グループ他社のIC乗車券との相互利用について「ユーザーの利便性が向上することであり、検討しているが未定」とコメントしている。

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