家庭でのブロードバンド普及率は47%に――米調査

» 2007年07月05日 08時21分 公開
[ITmedia]

 米Pew Internet & American Life Projectは米国家庭におけるブロードバンド利用調査報告「Home Broadband Adoption 2007」を発表した。この報告によると、自宅でブロードバンド接続サービスに加入している米成人は47%となった。

 ただし2007年3月のブロードバンド加入者の増加率は前年比12%で、2006年3月の前年比40%増と比較すると、かなり鈍化している。

 現在、米成人の71%が自宅や職場など身近な場所でインターネットを利用することができ、うち94%は自宅にネット接続環境がある。自宅でネット接続が可能な人の70%はブロードバンド接続、23%はダイヤルアップ接続という。

 自宅でのブロードバンド普及率の伸びは鈍化しているものの、Pewが調査を開始した2000年6月のわずか5%以下と比較すればかなり普及していることが分かる。当時はインターネット利用または電子メールチェックが可能な人すべてを合わせても45%以下にすぎなかった。

 また地域別では、地方在住者の31%が自宅でブロードバンド接続を利用するようになり、都市部の52%、郊外の49%との差を徐々に縮めつつある。2006年の調査では都市部44%、郊外46%、地方25%だった。また自宅、職場などでネット接続が可能な地方在住者も60%となり、全国平均の71%に近付いている。

 今回の調査は、2200人の米成人を対象に、今年2月と3月に実施された。

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