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» 2007年06月26日 05時02分 UPDATE

キャスター・目黒陽子の「今、これが気になる」:ビリーズブートキャンプに、なぜハマるのか――目黒家の場合

ハードだけど効く、と評判の軍隊式エクササイズ「ビリーズブートキャンプ」。実は私も“入隊”してしまったクチなのですが、実際にやってみて、ダイエットだけではないあるメリットに気付きました。そのメリットとは……?

[目黒陽子,Business Media 誠]

著者プロフィール:目黒陽子

フリーアナウンサー(ライムライト所属)。大和証券SMBCを経て、資格ファイナンシャルプランナーを取得後、キャスターへ転向。NHK総合「お元気ですか日本列島」「BSニュース」などを担当し、政治・経済など、情報を伝えることの大切さと難しさを学ぶ。現在は日本テレビ系列で土曜朝8時から放送されている情報番組「ウェークアップ!ぷらす」(読売テレビ制作)にて司会を担当している。同じくアナウンサーの滝川クリステルは従姉妹にあたる。ブログ:http://www.fpcaster.com/


 先日の“ビリー来日”はかなり盛り上がりましたね。空港にも多くのファンが出迎えていました。えっ、ビリーって誰? もうそんなこと言ってるお父さんはいませんよね! 「ビリーズブートキャンプ」のインストラクター、ビリー・ブランクス氏のことです。

 さてさて、歌手でも俳優でもない、空手の元チャンピオンのビリー。一体、なぜこんなに人気なのでしょう? 2005年に米国で発売されたビリーズブートキャンプは、日本でも2006年7月にDVDが発売されて以来大ヒット。爆発的に売れて、今や在庫がない状態です。

なぜはまるの?

 ブートキャンプは、アメリカ軍隊で実践されてきたトレーニングを短期間で女性でもできるようにとビリーが改良した運動です。

 実は私も、ビリーの部隊に“入隊”して6日目です(編注:原稿受領時)。夫の会社でもこれが流行っているということで、同僚から借りてきてくれました。どれどれと軽い気持ちで始めたら、内容は実にハードなんですね。なんといっても、1時間動きっぱなしはキツイ! 少しの休憩もくれないのです。これを完璧にこなせる頃には、きっと腕も腹筋も太ももも割れていることでしょう(笑)

 中には「こんな動きできるのー?」と言いたくなるような、ダンス経験者でもなければ難しそうな動きも入っています。でもそういうときはビリーがすかさずヘルプ。「大丈夫だよ〜大丈夫! You can do it!」この言葉で引き戻されます。「苦しいなぁ、もうやめよう……」と思った瞬間、まるで本当に私を見ていたかのようにビリーが画面いっぱいアップで迫ってくるのです。「初心者はこうやってもいいんだよ〜」「すごいよ、これができれば君は完璧だ!」なんて、絶妙なタイミングで激励するのがとにかくうまい! 「よっしゃー、頑張るぞ」ってなりますね。これはもう、洗脳とか宗教に近いかも……。

でもそんなにみんな、運動好きでしたっけ?

 ブートキャンプのいいところは、テンポがいい・音楽のノリがいい・英語が楽しい・達成感・仲間意識が芽生えるなど、“とにかく楽しく運動ができる”ということです。サッカーの大久保嘉人選手も、太りやすい体質を改善すべくブートキャンプをトレーニングに取り入れて、再度代表の座を狙うのだそう。

 自宅でのエクササイズとはいえ、ちゃんと着替えてからですよ。かなりハードな内容で、汗だくになりますから。我家も夫婦でテレビの前で会話をしながら、お互い励ましあいながら、泣きそうになりながら(?)挑戦しています。愛犬アシュレー君も運動(邪魔ともいう)しにやってきます。今まで我家で見たことのない面白い光景でしょうからね(笑)

 実際に入隊してみて気付いたのですが、どうやらブートキャンプには、ダイエット・シェイプアップにとどまらない効果があるようです。例えば……

  1. 親子家族でやる場合、みんなが一緒の空間にいる。
  2. 苦しいときこそ声をかけ合って一体感が生まれる。
  3. 動き自体が珍しくて楽しい。
  4. なぜか笑顔になれる。
  5. ダイエットになる。
  6. 健康になれる。
  7. 英語の勉強になる。

 実はこんなにたくさんメリットがあったんですね。画面の中でも大勢のメンバーが入隊しています。まさに私たちと同じような場面で、彼らも一緒に苦しそうに動いています。その表情や鈍ってきた動きをカメラがアップで追いかける、それを見て私たちも、「この苦しみは自分1人だけじゃない」と実感し、共に頑張ろうと思うのです。それは一緒にやっている家族や友人も同じこと。

 こうしてみると、ダイエット効果というよりも、メンタル効果で惹かれているような気がするのは私だけでしょうか? 苦しみから解放された後に、“ヘーイ”とみんなでハイタッチする気持ち、すごくよく分かります。自然と笑顔がこぼれるんです。“苦しいのに笑顔!”これが味わいたくて頑張るのかもしれません。家族の中で1人だけ参加しなかったら、むしろ疎外感を味わいそうです……キーワードは“一体感”ですね。

 ビリーと一緒にリビングで家族団らんをすれば、1カ所に集まることで電気代節約、ちょっぴり環境に優しいというメリットもあるかもしれません。親が盛り上がっていれば、子供たちは絶対加わってくるはず。心と体を鍛えつつ、家庭での会話を広げましょう。まだ始めていないお父さん、ぜひ買って帰ってみては?

今年の夏はビールの売れ行きがアップする?

 それにしても毎日暑いですね……梅雨なのに雨が降らないし、今年はラニーニャ現象で猛暑かもしれないと言われています。当然この夏のビールの消費量は増えるでしょう。ブートキャンプで激しく体を動かした後は、「もちろんビール!」という方も多そうです。今年のビールのCMにビリーが起用されるなんてことが、あったら面白いですよね。

 どうしてそんなことを考えたかというと、今年は“第4のビール”が登場したから。ビールよりも発泡酒よりも酒税が低くなるので、安価に販売できるという新ジャンルです。

 ビールか発泡酒かを決めるのは、水とホップ以外の原料における麦芽の使用率で、これが66.7%以上だと「ビール」になります。発泡酒にかかる税金も麦芽の使用比率によって変わり、25%以下のもので47円、25%〜50%のもので62円なのですが※、麦芽が25%〜50%入っていても蒸留酒を加えることにより、酒税法上「混成酒類」の「リキュール」の1種に分類され、税金が28円で済むという、酒税法の“すき間”を狙ったアイデア商品だそうです。キリンビール「良質素材」、サントリー「金麦」、サッポロビール「W-DRY」など、各社から続々と発表されています。現行の「第3のビール」と同じ価格帯ということですから、この夏、日本の家庭で随分と消費されるんでしょうね!

 家族団らんで思いっきりブートキャンプをした後には、(第4の)ビールがものすごくおいしいのではないでしょうか。せっかく運動したのに大丈夫ですか? という気もするけれど、でもいいですよね、お父さん方! 最後に一句。「メタボより 苦しいものは 孤独かな〜」

※発泡酒、第4のビール共に、350ミリリットル当たりの税額


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