投資経験がある人の約8割が株に投資しており、投資目的として「給与以外の収入」と回答した人が6割に達していることが、Webマーケティングガイドの調査で明らかになった。Webマーケティングガイドは「個人投資に関する調査」を企画し、エルゴ・ブレインズが運営するターゲットリサーチで調査を実施した。
調査対象は投資経験のある20歳〜59歳までの公務員、会社員、自営業または自由業の300人で、年齢比は20代、30代、40代、50代それぞれ75人ずつ。調査期間は5月11日から5月14日、インターネットで調査をした。
利用したことがある金融商品については、「株式投資」が79.7%、次いで「投資信託」(44.0%)、「外貨預金」(22.7%)だった。同社では「インターネットの急速な普及により、オンライントレードがメジャーになり、手数料も手頃になるなど、個人で株式投資をするインフラが整ったという背景がある」としている。
投資信託については、団塊世代の退職金約50兆円が背景にあるようだ。各金融機関では、資産運用の相談機能と投資信託の商品を充実させ、顧客の囲い込みに力を入れている。
投資を始めたきっかけは、「インターネットの記事に刺激を受けた」が32.7%、次いで「雑誌」「テレビ」という結果が出た。インターネットや雑誌、テレビなどの影響で、投資を始めたという人が多いことが分かった。
人からの影響を見ると、両親や会社の同僚が利用していたことや、友人や家族に勧められた、という回答が目立った。同社では「顔の見える家族の投資経験の有無は安心感という面で、金融商品への垣根を低くする要素となるかもしれない」とした。
投資の目的は「お給料以外の収入がほしいから」が60.7%と最も多く、副収入の手段として考えているようだ。次いで「将来の生活費・娯楽費等を賄うため」が43.0%、「余剰資金を有効活用したいから」が42.3%だった。将来の年金不安や資産運用などの理由で、投資をしている人が多いようだ。
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