山口銀行ともみじ銀行の明暗がくっきり、山口フィナンシャルグループ

» 2007年05月22日 21時21分 公開
[Business Media 誠]

 山口フィナンシャルグループ(YMFG)は5月22日、2007年3月期の決算発表をし、経常利益が−74億9200万円、最終利益が232億4300万円の赤字となった。グループであるもみじ銀行の貸倒引当金積み増しや、不良債権売却損などによって、最終赤字438億4700万円が響いた。

 傘下の山口銀行は、引当金の戻入益などもあり、当期純利益は対前年同期比12億2200万円増の180億2100万円となった。2006年10月に山口銀行ともみじホールディングスとの持株会社として設立したYMFGだが、両行の業績は明暗を分けた格好だ。

 YMFGは5月21日、東海東京証券と共同出資で「ワイエム」証券を設立と発表した。出資額は20億円で、YMFGが60%、東海東京証券が40%出資する。

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