消費者金融のクレディアは5月21日、2007年3月期の決算を発表、グレーゾーン金利による「過払請求」費用や引当金を計上したため、大幅な赤字に転落した。経常利益は−198億100万円、当期純利益も−211億1300万円となった。
改正貸金業法を控え、与信を厳格化したため、貸付残高が減少した。消費者ローンが対前年同期比−26.6%、ビジネスローンが同−20.0%と落ち込むなかで、不動産担保ローンは同17.9%と堅調だった。
収益基盤が悪化している中、消費者ローンの効率化を進めていくという。2008年3月期の業績は、経常利益が6億円、当期純利益が4億100万円と、黒字転換を予想している。
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