セブン&アイなど3社、釣り銭サービスを提供する合弁会社を設立

» 2007年05月11日 16時30分 公開
[Business Media 誠]

 セブン&アイホールディングスとトヨタファイナンシャルサービス、セブン銀行の3社は5月10日、合弁会社「セブン・キャッシュワークス」の設立を発表した。持ち株比率は、セブン&アイHLDGSが80.5%、トヨタファイナンシャルサービスが14.5%、セブン銀行が5%。

 セブン・キャッシュワークスの設立日は6月5日で、主な事業内容は、釣り銭宅配サービスと、釣り銭交換機サービスの2つ。

セブン-イレブンの店舗を利用して釣り銭を配達

 セブン・キャッシュワークスが主な顧客として想定しているのは、中小小売・飲食サービス事業者と、セブン-イレブンの店舗。「従来、これらの店舗で釣り銭が必要な場合には、銀行に手数料を支払って両替を行っていたが、銀行に行く手間がかかること、銀行が開いていない夜間などに困る、という声があった」(セブン&アイHLDGS広報部)。

 釣り銭宅配サービスは、2007年秋から開始する予定。セブン-イレブンの店舗から釣り銭パックを発注すると、2日後にヤマト運輸が釣り銭パックを配達する。サービス提供当初は、セブン-イレブン加盟店が対象となるが、順次一般店舗にも拡大していくという。

 また釣り銭交換機サービスは、セブン-イレブン店舗内に小型の釣り銭交換機を設置し、24時間365日使える有料サービスとして提供するというもの。2008年春から開始する予定だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.