調査リポート
» 2007年04月20日 17時44分 UPDATE

約7割が苦学生? 学費が社会人学生の負担に

定員割れの4年制私立大学が4割を超えるなか、数年前から大学は、積極的に社会人への門戸を開放。調査によれば、約8割の人が働きながら進学を予定、学費と時間に不安を抱いている。

[土肥義則,Business Media 誠]

 社会人の大学・大学院への入学が増加するなか、進学を考えている人たちにとっては「お金と時間」が不安のタネのようだ。私立大学の法科大学院に入学すれば、初年度の学費は110〜300万円が相場。(参照リンク)大半の人が働きながら進学を予定しており、時間に対する心配は無理からぬ話だが、高額な学費も苦痛となっている。

「お金と時間」に不安と不満

 ネット調査会社のマクロミルは、大学または大学院に進学を検討している人を対象に、調査を実施した。調査結果によると、大学・大学院へ進学するにあたって「不安がある」と回答した人は75%に達した。なかでも「学費の負担」が73%でトップ、次いで「学校に行く時間を確保できるかどうか」(53%)、「家での勉強時間を確保できるかどうか」(49%)と、資金面と時間の確保が悩ましい問題であることが分かった。

 社会人入学制度に対する「不満」においても、44%の人が「学費」と回答。その次に「授業時間に関すること」(39%)となっており、お金と時間に対する不満が際立っている。

yd_4-20-2.gif 学費の負担と時間の確保が不安材料

約8割の人が働きながら進学

 進学をする際、現在の会社については「そのまま勤めながら進学する」と78%が回答。また進学理由として大学院では「現在の仕事に関して、より専門知識を身につけるため」が51%、大学では「仕事に関係なく、興味・関心のある分野を勉強したくなったから」が55%だった。

 大学・大学院を選ぶ基準は「学びたい授業がある」(66%)が最も多い。大学希望者の約半数が通信制を考え、大学院では夜間・昼夜開講制・通信制に3つに別れた。ただ、進学先については「複数候補があるが、1つに絞れていない」が半数を超えている。

yd_4-20-1.gif 退職しての進学は、わずか10%

 調査対象は全国20〜59歳の会社員と公務員のうち、5年以内に大学か大学院への進学を考えている人(1万9688人のうち517人、2.6%)。インターネットリサーチで4月4〜5日に調査を実施、有効回答数は309人。

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