携帯でポイントサイト利用、経験ありは約6割──MMD研究所調べ

» 2007年04月19日 22時11分 公開
[ITmedia]

 MMD研究所は4月19日、「ポイントサイトに関する利用動向調査」の調査結果を発表した。同調査は4月6日から9日まで、stratationが運営する無料ホームページ作成サービス「00HPメイカー」、OKTが運営する「テレぐら」など12社、モバイル13サイトの協力を受けて実施したもので、有効回答数は6248人。

 ポイントサイトの利用動向については、「利用している」が46.7%、「過去利用したことがあるが、現在は利用していない」が12.1%と、利用経験のある回答者が約6割となった。なお、25歳以上では5割以上が「利用している」、10 代では約6割が「一度も利用したことがない」と回答。年代を追うごとに利用比率が高くなっていることが分かった。

 現在、ポイントサイトを利用している回答者を対象に、同時に登録したサイトの数をたずねたところ、「1つ」という回答は14.6%にすぎず、複数のポイントサイトに登録している回答者が8割を超える結果となった。また、「5つ以上」が26.4%、「10以上」が20.6%と、5つ以上同時に登録している回答者は約5割だった。

 利用中のポイントサイトに登録したきっかけについては、「[携帯電話]他社のメールマガジンのリンク(広告)から」という回答が51.3%、「[携帯電話]サイト上のリンク(広告)から」が46.4%、「[パソコン]他社のメールマガジンのリンク(広告)から」が16.2%、 「[パソコン]サイト上のリンク(広告)から」が13.0%となり、リンク(広告)が登録のきっかけになることが多くなっている。

 現在利用しているポイントサイトを選んだ理由は、「ポイントが貯まりそう」という回答が62.9%で最多。次いで「換金レートが良い」が30.4%となった。ポイントの獲得方法は、72.9%の「ポイント獲得イベント(クイズ、ゲームなど)に参加した」が一位で、以下、71.0 %の「PRサイト・スポンサーサイトへ登録した(無料コンテンツ)」、65.1%の「PRサイト・スポンサーサイトへのリンクをクリックした」が続いており、ユーザーはリスクの低いアクションを中心に、ポイントを獲得する傾向が強いことが分かった。

 

 なお、ポイントの換金・交換経験については、「換金経験あり」が48.9%、「交換経験あり」が34.7%。交換商品は「金券・商品券」(66.3%)、「電子マネー」(31.7%)に人気が集まった。

 過去に利用経験がある回答者を対象に、現在利用していない理由を調査したところ、「換金しにくい」が58.4%と最も多く、「メール配信が多い」が39.1%、「交換出来る商品に魅力がない」が33.3%が続いた。そのほか、「個人情報の保護が気になる」が32.0%、「登録することが不安」が21.0%と、サイトの運営面に不安を感じるユーザーも少なくなかった。

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