二葉計器、複数のFeliCaクレジットに対応したタクシー向け端末を開発

» 2007年04月16日 17時08分 公開
[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 タクシーメーターを製造する二葉計器は4月16日、複数のFeliCaクレジット決済サービス、クレジットカード、デビットカードに1台の端末で対応できるシステムを開発したと発表した。

 クレジット、デビット機能利用時には、接触ICにも対応する。また通信には、FOMAの通信モジュールを用いる。6月頃より市場投入の予定で、初年度1万台の販売を目指すという。

手のひらサイズの省スペース設計

 FeliCaリーダー/ライターは松下電器産業製。どのFeliCaクレジットに対応するかは現在各サービス事業者と交渉中で、まだ決まっていないという。電子マネーについては「ビットワレット(Edy)、JR東日本(Suica)とは交渉していない」(二葉計器)。導入するタクシー会社についても、現在調整中だという。

 タクシーメーターが複数のFeliCa決済方式に対応するのは初めて。二葉計器が開発したFeliCa決済対応端末としては、電子マネー「Edy」に対応する決済端末(2005年12月の記事参照)や、クレジット決済「iD」に対応する決済端末(3月22日の記事参照)がある。いずれも1つの決済方式にのみ対応するもので、エスアイアイ・データサービス製だった。

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