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» 2007年04月13日 14時43分 UPDATE

日本旅行のリアル「鉄子の旅」ツアー、参加者はどんな人?

筋金入りの鉄道好きが、普通の女性を鉄道旅に連れ出すとどうなるか? そんな実録マンガ「鉄子の旅」が、パッケージツアーになった。販売する日本旅行も驚きの売れ行きだという。

[吉岡綾乃,ITmedia]

 「鉄子の旅」というマンガをご存じだろうか? 鉄道に詳しいガイドの案内で、女性マンガ家が鉄道に乗って旅をする様子を描いた旅マンガ……といえば普通そうだが、実はこれが全く“普通じゃない”。

 なにしろ、ガイドするのは日本全国の全ての駅(国鉄・JR・私鉄の計)で下車したという筋金入りの「鉄ヲタ」(鉄道オタク)、横見浩彦氏。駅をこよなく愛する横見氏は、漫画家の菊池直恵氏を「この駅はサイコーだから!」とお勧めの路線や駅へ連れ回すのだが、当の菊池氏は鉄道に全く興味がなく、“鉄道は移動の手段”としか思っていないから悲劇が起きる。

 横見氏が立てるプランは、日本全国を(基本的には鈍行列車で)回り、観光名所になど行かずに駅の周りをウロウロして帰ってくるだけ、駅弁が食べられればラッキーという旅ばかりで、毎回菊池氏は疲労困憊する羽目になる。さらに菊池氏を疲れさせるのが、横見氏のハイテンションぶり。横見氏についての描写と鉄道の話題がほとんどを占める“旅マンガ”なのである。

 「鉄子の旅」は小学館のマンガ雑誌「月刊IKKI」に連載されていたが、現在連載休止中。しかし6月からはアニメ化が決定されている。そんな「鉄子の旅」をリアルに体験できるツアーが、日本旅行から発売された。

横見氏が案内する“銚子電鉄の旅”

 日本旅行は4月11日、“【アニメ「鉄子の旅」OA 記念!『銚子電鉄全駅乗下車の旅』(ぬれ煎餅&鯛焼き付き)”と題したパッケージツアーを売り出した。マンガの主人公である横見氏が同行する。

 ツアータイトルにあるとおり、行き先は千葉県を走るローカル線の銚子電鉄。東京駅から貸切バスに乗って銚子へ。銚子駅で乗車し、マンガと同様に全駅で乗下車するというもの。昔ながらの単線ならでは“タブレット交換”もしっかり見学できる。

 車両の修理代を稼ぐために売り出されて大ヒットした「ぬれ煎餅」(2006年11月の記事参照)がおみやげに付くほか、名物・観音駅のたい焼きも食べられるなど、ツボを押さえたコース設定になっている。

ay_choshi2.jpg ツアーでは銚子電鉄(左)に乗車。全駅で乗下車する。観音駅の構内で焼いているたい焼き(右)

参加者はどんな人?

 日本旅行では、映画とのタイアップツアーはこれまでにも多く行っていたが、マンガとのタイアップは非常に珍しいという。

 本ツアーは、4月11日に「鉄子の旅」公式サイトに告知して販売を開始、翌12日に日本旅行からリリースを出した。13日には定員に達し、現在は第2回分を募集中。発売元の日本旅行も、売れ行きの良さに驚いているという。

 参加者60人のうち、女性は約10人。親子連れを除けば、1人で参加している人が多いのが目立つという。「このマンガを読んで鉄道が好きになったような、ライトな鉄道ファンの参加者が多いようだ」(日本旅行)

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