調査会社iSuppliは4月5日、2006年第4四半期の世界市場における自社ブランドでのノートPC出荷台数および市場シェアについての調査結果を報告した。調査によると、台湾Acerの出荷台数は337万台で、第3四半期の231万5000台から45.6%増と、上位5社のなかでは最大の伸び率を記録した。
1位は出荷台数504万6000台のHewlett-Packard(HP)で、2位は351万7000台のDell。Acerが第3四半期の4位から東芝を抜いて3位となった。
Acerの好調な業績は、アジア太平洋市場の成長と拡大を反映しているとiSuppliは分析する。2005年、アジア2大PCメーカー(AcerとLenovo)のデスクトップPCおよびノートPC出荷台数は2360万台であり、世界市場の10.8%を占めた。これが2006年には2社の合計出荷台数は2980万台、市場シェアは12.5%へと上昇している。両社の2006年の出荷台数は前年対比26%増で、PC業界全体の年間成長率のほぼ3倍。
2006年通年での世界ノートPC出荷台数は7960万台で、2005年の6196万台から28.4%増となった。iSuppliは2007年のノートPC出荷台数について、23.5%増の9830万台と予測している。
第4四半期順位 | 第3四半期順位 | 社名 | 2006年第4四半期出荷台数 | 2006年第3四半期出荷台数 | 成長率 | 2005年第4四半期出荷台数 | 年間成長率 | 2006年第4四半期市場シェア |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | Hewlett-Packard | 5,046 | 3,800 | 32.8% | 3,320 | 52.0% | 21.4 % |
2 | 2 | Dell | 3,517 | 3,570 | -15% | 3,375 | 4.2% | 14.9% |
3 | 4 | Acer | 3,370 | 2,315 | 45.6% | 2,255 | 49.4% | 14.3% |
4 | 3 | 東芝 | 2,450 | 2,478 | -1.1% | 2,020 | 21.3% | 10.4% |
5 | 5 | Lenovo | 1,850 | 1,695 | 9.1% | 1,574 | 17.5% | 7.9% |
その他 | 7,322 | 6,542 | 12.1% | 6,713 | 9.2% | 31.1% | ||
合計出荷台数 | 23,565 | 20,400 | 15.5% | 19,257 | 22.4% | 100.0% | ||
(資料:iSuppli) |
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