Acer、2006年第4四半期のノートPC出荷台数で3位に浮上

» 2007年04月07日 07時26分 公開
[ITmedia]

 調査会社iSuppliは4月5日、2006年第4四半期の世界市場における自社ブランドでのノートPC出荷台数および市場シェアについての調査結果を報告した。調査によると、台湾Acerの出荷台数は337万台で、第3四半期の231万5000台から45.6%増と、上位5社のなかでは最大の伸び率を記録した。

 1位は出荷台数504万6000台のHewlett-Packard(HP)で、2位は351万7000台のDell。Acerが第3四半期の4位から東芝を抜いて3位となった。

 Acerの好調な業績は、アジア太平洋市場の成長と拡大を反映しているとiSuppliは分析する。2005年、アジア2大PCメーカー(AcerとLenovo)のデスクトップPCおよびノートPC出荷台数は2360万台であり、世界市場の10.8%を占めた。これが2006年には2社の合計出荷台数は2980万台、市場シェアは12.5%へと上昇している。両社の2006年の出荷台数は前年対比26%増で、PC業界全体の年間成長率のほぼ3倍。

 2006年通年での世界ノートPC出荷台数は7960万台で、2005年の6196万台から28.4%増となった。iSuppliは2007年のノートPC出荷台数について、23.5%増の9830万台と予測している。

2006年第4四半期世界ノートPC市場シェア順位(順位は台数順、単位は1000台)
第4四半期順位 第3四半期順位 社名 2006年第4四半期出荷台数 2006年第3四半期出荷台数 成長率 2005年第4四半期出荷台数 年間成長率 2006年第4四半期市場シェア
1 1 Hewlett-Packard 5,046 3,800 32.8% 3,320 52.0% 21.4 %
2 2 Dell 3,517 3,570 -15% 3,375 4.2% 14.9%
3 4 Acer 3,370 2,315 45.6% 2,255 49.4% 14.3%
4 3 東芝 2,450 2,478 -1.1% 2,020 21.3% 10.4%
5 5 Lenovo 1,850 1,695 9.1% 1,574 17.5% 7.9%
その他 7,322 6,542 12.1% 6,713 9.2% 31.1%
合計出荷台数 23,565 20,400 15.5% 19,257 22.4% 100.0%
(資料:iSuppli)

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