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オリコンとUSEN、配信楽曲の価格を見直し

» 2005年08月04日 17時37分 公開
[ITmedia]

 iTunes Music Store(iTMS-J)が開始されたことに伴い、既存の音楽配信サービスが音楽配信における楽曲販売価格を見直す動きを見せている。

 オリコンは8月4日付けのプレススリースにて、運営している音楽配信サービス「ORICON STYLE」における一部楽曲の値下げを発表。240円で販売されていた楽曲が150円になるなど、大幅な値下げとなっている楽曲も存在している。その理由について同社では、「一部レコード会社から料金改定の方針が示されたため」としている。

photo ORICON STYLE

 また、USENも運営する「OnGen Music SERVER」における販売価格の値下げを発表した。これまで210円〜270円だったシングルの価格を150円〜200円へ、アルバムの価格も1200円〜2400円から1000円〜2150円へ値下げするとしており、実質的にはiTMS-Jに近い形でのプライシングとなっている。

photo OnGen Music SERVER

 iTMS-Jでは100万曲という楽曲のうち、90%を150円で、残り10%を200円で販売すると発表会で述べており、各社の動きはこうしたプライシングを受け入れたレーベル/レコード会社側の意向を反映したものと思われる。

 今後もiTMS-Jに楽曲を提供しているレコード会社/レーベルの楽曲を中心に、各配信サイトにて、“1曲あたり150円〜200円”を軸にした価格改定が行われる可能性がある。

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