Windows Mobile プラットフォームとは何かWindows Mobile ビジネス活用講座――第2回(1/4 ページ)

» 2006年05月24日 00時00分 公開
[PR/ITmedia]
PR

 現在日本で市販されている通信機能付きのWindows Mobile を採用した端末はウィルコムの「W-ZERO3」(2005年10月21日の記事参照)1機種だが、2006年は海外に続き、日本でも採用例が増えそうだ。2006年後半にはNTTドコモがWindows Mobile デバイスを法人向けに販売する予定であるほか(1月23日の記事参照)、ボーダフォンからもリリースされるのではないかと言われている(2月28日の記事参照)

 またWindows Mobile デバイスでは、音声や画像なども扱うことができる分、高い処理能力が求められる。しかし実用になるバッテリー駆動時間を実現するためには、プロセッサの省電力設計も必須だ。

 本稿では、Windows製品の中においてWindows Mobileがどのような位置にあるかを明らかにするとともに、Windows Mobile デバイスに広く使われているインテル製プロセッサについての特徴も併せて紹介する。Windows Mobile プラットフォームとはどのようなものかを明らかにしていく。

Windows Mobile とは何か

 マイクロソフトではPCだけではなく、各種情報端末やPOSレジ、カーナビからサーバに至るまで、さまざまな機器、用途に合わせたWindowsプラットフォームを提供している。

 持ち運びを想定したモバイルデバイス向けには、組み込み向けOSの「Windows Embedded」、ケータイやPDA用の「Windows Mobile」、Tablet PCやノートPC用OSである「Windows XP」の3種類のプラットフォームがある。Windows MobileはWindows EmbeddedとWindows XPの中間に位置する。

マイクロソフトのモバイルプラットフォーム

 Windows Mobile 5.0は、組み込み用OS「Windows CE」の最新バージョン「Windows CE 5.0」をベースに、PDAや携帯向けに、周辺ソフトウェアやドライバ、モジュール類を組み合わせた製品である(図)。

Windows CEとWindows Mobile の違い
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:インテル株式会社、株式会社ウィルコム、マイクロソフト株式会社
※記載されている会社名および商品名、サービス名は、各社の商標または登録商標です。記載事項は2006年5月現在のものです。

制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年6月30日