携帯電話への搭載が増えつつある、ペン入力対応のディスプレイ。その多くが、ディスプレイに感圧式タッチパネルを貼り付けることで機能を実現している。
ただタッチパネルには、デメリットもある。パネルを搭載した分、ディスプレイの厚みが増し、画面の見え方にも少なからず影響を与えてしまうのだ。
そこで東芝松下ディスプレイテクノロジーが参考出展したのが、タッチパネルなしで指入力を可能にする「指入力機能内蔵SOG液晶ディスプレイ」(2005年10月の記事参照)。液晶パネル自体に表示用TFTと光センサーを搭載しており、指で触ることで光を遮り、触れたことを検知する。
光センサーのため「指くらいのサイズで入力するのが最適」(説明員)で、スタイラスペンのような細いものではうまく感知されないというが、液晶パネル自体を操作に使えるのは、新しいインタフェースとして面白い。光センサーがある分、透過率は若干下がるが「目に見えて分かるレベルではない」としている。
なお同社は、指入力とは逆のアプローチのディスプレイも展示している。ライトペンを接続し、ペン先のライトを光センサーが検知することで入力信号とする、「ペン入力機能内蔵SOG液晶ディスプレイ」だ。
東芝松下ディスプレイテクノロジーはほかにも、携帯電話用2.4インチVGAディスプレイや超薄型パネルも展示している。
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