2005年度の純増トップはau、3年連続──TCA

» 2006年04月07日 16時43分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 電気通信事業者協会は4月7日、携帯電話/PHSの2005年度の契約数を発表した。携帯電話は479万4400、PHSは21万5400の純増で、合計500万9800の純増となった。

 2005年度の携帯電話契約数で、純増トップに立ったのは315万6900契約を獲得したau。年間トップに続き(1月11日の記事参照)、2005年度の純増数でも首位を守った。また同社は2003年度から3年連続で純増数でトップに立ったことになる。

  • 携帯キャリアごとの純増数の推移
ドコモ au ツーカー ボーダフォン
1999年度 545万8000 156万2200 60万3500 198万7200
2000年度 686万3100 86万300 46万600 181万1600
2001年度 479万2000 122万8700 −6万2700 225万4200
2002年度 313万7400 183万4900 −10万8100 173万1300
2003年度 217万9600 290万9700 −15万1500 103万9100
2004年度 249万6800 258万3600 −4万2200 8万9300
2005年度 231万8700 315万6900 −85万400 16万9200

 2005年度の純増については、ツーカーからの同一番号による移行策(2005年12月の記事参照)が功を奏した部分もある。しかしKDDIによれば、それを差し引いても僅差でドコモを上回ったという。

 2005年10月から2006年3月までの期間で、同一番号施策を利用してauに移行した契約数は70万5500件。auの2005年度の純増数315万6900から移行分を差し引くと245万1400契約で、ドコモの純増数231万8700を超えたことになる。

 PHSは、事業者が相次いで撤退する中、攻めの姿勢を打ち出したウィルコムが(2005年11月の記事参照)86万400の純増を記録している。PHS全体の契約数も、ウィルコムの契約数が昨年比で4倍以上増えたことから21万5400の純増となっており、4年続いた純減に歯止めをかけた。

ウィルコム ドコモ アステル
1999年 −16万5000 9万2000 700
2000年 −16万9000 37万1000 −6万7100
2001年 −18万1300 11万 −7万2500
2002年 3万3600 −23万4000 −3万5800
2003年 −7万8500 −9万6100 −15万1600
2004年 13万4600 −27万7800 −51万6000
2005年 86万400 −54万3000 −10万2000

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