ドコモのクレジット「DCMX」開始――12歳を対象にしたメニューも

» 2006年04月04日 14時57分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは4月28日から、クレジットサービス「DCMX」(ディーシーエムエックス)を開始すると発表した。iモードFeliCaで利用できる携帯クレジットサービス「iD」に対応しており、12歳以上を対象にしたメニューもある。

DCMX、知っておきたい7つのポイント

DCMXのブランド戦略について

ドコモがクレジット業界に参入する理由

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 提供されるメニューは「DCMX mini」「DCMX」「DCMX GOLD」の3種類。まずは4月28日にDCMX miniを開始し、5月下旬にDCMXの受付を開始する。DCMX GOLDの詳細や提供開始時期は未定。ユーザーは「iD」アプリと「DCMX」アプリを携帯にダウンロードすれば、iD同様“読み取り機に携帯をかざすだけ”で決済を行える。またクレジットサービスの利用履歴などは、携帯から確認できるという。

DCMX mini DCMX
申込対象 満12歳以上 満18歳以上
利用限度額 1カ月あたり1万円 20万円〜
年会費 無料 無料*
ショッピング機能 あり あり
キャッシング機能 なし あり
クレジットカード発行 なし VISA、MasterCard(予定)
支払い方法 一括払い 一括払い、分割払い、リボルビング払い
ポイントサービス なし ドコモポイント
*初年度無料、ただし次年度以降に年間1度も利用がなかった場合は年会費1312円が必要


 DCMX miniは満12歳以上のユーザーも申し込み可能で、月々1万円までのショッピングを可能にするなど小額決済に適しているとうたう。サービスにはiモードから比較的簡単な手続きで入会可能で、利用額は毎月の携帯料金と合わせて請求できる。

 DCMXは、より高額な利用も可能。こちらはリボ払いや分割払いにも対応する。月々の利用額に応じて、携帯電話などドコモ商品の割引に利用できる「ドコモポイント」も貯まるという。

 5月下旬には、DCMXのフラッグショップ「DCMX SITE」を東京都新宿区にオープンする予定。DCMXの入会手続きなど各種手続きを行えるほか、最新の携帯電話を体験できる展示コーナーも用意するという。

 なお、ドコモはクレジットカードサービスの利用エリアを拡大すべくアライアンスの構築を進めている(3月30日の記事参照)。既にam/pm全店舗、ファミリーマート全店舗、ローソン全店舗、イオングループ各店などでの導入がアナウンスされており、iDの利用店舗は1年間で10万店にまで増やす計画が明かされている(2月27日の記事参照)

Photo DCMXカードとF902iを手にする夏野氏
Photo 夏野氏とDCMXのブランド構築に携わるデザイナー。左から文田昭仁氏、夏野剛氏、水野学氏、山中俊治氏

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