着うたフルとiPod(iTunes Music Store)利用者の違いとは?

» 2005年09月29日 00時56分 公開
[ITmedia]

 モバイル・コンテンツ・フォーラムは9月27日、「着うたフル、iPod(iTunes Music Store)利用者比較調査報告書」の販売を開始した。

 着うたフル利用者とiPod利用者の比較を中心に、iTunes Music Storeのサービス開始1ヶ月時点での、有料音楽配信サービスのユーザー動向を分析したレポートで、調査期間は8月29日から9月1日まで。

 回答者から見る平均的なユーザー像は、着うたフルユーザーでは57.1パーセントが10代と20代で、平均年齢は28.3才。これに対して、iPodユーザーでは30代、40代が69.3パーセントを占め、平均年齢は34.6才となっている。

 有料音楽配信を利用した月平均の音楽購入曲数は、着うたフルユーザーが2.53曲、iPodユーザーが7.60曲で、月平均音楽購入額はそれぞれ743円、1285円。どちらのユーザー層も、この平均購入額は音楽購入金額全体の約2割にあたる。

 普段最も利用している音楽再生機器は、iPodユーザーの62パーセントがiPodと回答。着うたフルユーザーは24.1パーセントが携帯電話と回答している。また、着うたフルユーザーの携帯電話音楽配信に対する満足度は、iPodユーザーよりも高いことが分かった。なお、有料音楽配信で購入した楽曲と同じ楽曲をCDでも購入するユーザーは、着うたフルユーザーの49.8パーセント、iPodユーザーの39.4パーセント。

 同報告書ではそのほか、普段利用している音楽再生機器、普段の音楽入手方法、音楽視聴時間と購入金額、音楽配信に対する考え方、音楽配信に対する要望、セル、レンタルCD・DVDへの影響などが、A4版37ページにまとめられている。

 報告書製本版、報告書PDF版の価格はそれぞれ3万8000円(MCF会員は1万8000円)、集計表EXCELデータは4万5000円(MCF会員は2万円)。

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