愛称は「ワンセグ」〜携帯向け地デジ、2006年4月1日開始

» 2005年09月27日 18時49分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 地上デジタル放送推進協会は9月27日、地上デジタルテレビの1セグメント放送の開始日を正式発表した。2006年4月1日から放送を始める。

 同日行われた記者会見では、「地上デジタル推進大使」に選ばれたNHKと民放各局の女子アナウンサーが登場(6月16日の記事参照)。1セグ放送の呼称を“ワンセグ”として、普及を図ることなどを明かした。

Photo 左から、テレビ朝日の丸川珠代アナ、NHKの島津有理子アナ、日本テレビの馬場典子アナ、TBSの竹内香苗アナ、テレビ東京の森本智子アナ、フジテレビの中村仁美アナ
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Photo 発表されたロゴ
ワンセグ技術使用
変調方式 QPSK
符号化率 1/2
総ビットレート 約312Kbps
映像コーデック AVC/H.264
画素数 320×240ピクセルまたは320×180ピクセル
データ放送 BML

 ワンセグとは、地上デジタル放送の6MHzの帯域を13のセグメントに分けたうちの、1セグメントを利用して提供される携帯・移動体向け放送。日本独自の放送方式で、映像と合わせてデータも放送できる。

 ユーザーはワンセグ受信端末から、番組を無料で視聴可能。端末にB-CASカードなどを挿す必要はなく、端末さえ用意すれば受信できる。

Photo その場で生放送を行い、携帯端末で受信してみせるというデモも行われた
Photo 当初の放送エリア

 会場では、ドコモとKDDIが実際の販売を目指して開発中のワンセグ対応携帯を展示していた(9月27日の記事参照)。ほかにも、カーナビ、PC、専用ポータブルテレビなど多様な受信機の登場が期待されるという。

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