地上デジタル放送推進協会は9月27日、地上デジタルテレビの1セグメント放送の開始日を正式発表した。2006年4月1日から放送を始める。
同日行われた記者会見では、「地上デジタル推進大使」に選ばれたNHKと民放各局の女子アナウンサーが登場(6月16日の記事参照)。1セグ放送の呼称を“ワンセグ”として、普及を図ることなどを明かした。
― | ワンセグ技術使用 |
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変調方式 | QPSK |
符号化率 | 1/2 |
総ビットレート | 約312Kbps |
映像コーデック | AVC/H.264 |
画素数 | 320×240ピクセルまたは320×180ピクセル |
データ放送 | BML |
ワンセグとは、地上デジタル放送の6MHzの帯域を13のセグメントに分けたうちの、1セグメントを利用して提供される携帯・移動体向け放送。日本独自の放送方式で、映像と合わせてデータも放送できる。
ユーザーはワンセグ受信端末から、番組を無料で視聴可能。端末にB-CASカードなどを挿す必要はなく、端末さえ用意すれば受信できる。
会場では、ドコモとKDDIが実際の販売を目指して開発中のワンセグ対応携帯を展示していた(9月27日の記事参照)。ほかにも、カーナビ、PC、専用ポータブルテレビなど多様な受信機の登場が期待されるという。
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