「iチャネル」の仕様が公開──FlashCast技術を採用

» 2005年09月02日 17時57分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 NTTドコモは9月9日から、プッシュ型の情報配信サービス「iチャネル」(8月3日の記事参照)を提供開始する。対応端末は、「D701i」「N701i」「P701iD」。

 iチャネルコンテンツは大きく分けて2種類。ドコモが配信を行う「ベーシックチャネル」と、コンテンツプロバイダが自由に配信できる「おこのみチャネル」だ。

 端末にはベーシックチャネルとして「天気」「ニュース」「芸能・スポーツ」「占い」「iモード」の5チャネルがプリセットされ、ユーザーが任意で登録できる「お好みチャネル」5チャネルと合わせて最大10チャネルを登録できる。

 利用料金は、iチャネルの基本料金が月額157.5円。パケット代は無料で、プリセットされる5チャネルは情報料も無料となる。

 情報は朝から夜まで、2時間ごとに自動的に配信される。情報はメインディスプレイの下部にテロップ表示されるほか、D701iとN701iは背面液晶にも表示される

 配信技術として採用されたのは、マクロメディアの「Flash Cast」(2004年11月の記事参照)。FlashCastのコンテンツは、広く普及しているオーサリングツールMacromedia Flashで作成できるため、プッシュ配信用のインタラクティブコンテンツを比較的容易に作成できるという。

 iチャネルはオープンプラットフォームのコンテンツで、ドコモは2日、iチャネルの仕様を公開した。FlashCastサーバとコンテンツを用意することで、iモードの勝手サイトのように、勝手iチャネルを開設することも可能だ。

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