検証が済んだら、いよいよサーバへ登録、アプリの公開となる。最初にも書いた通り、BREWアプリをアップロードするサーバはKDDIが持っており、コンテンツプロバイダがサーバにアプリを勝手にアップロードしたり、他のバージョンに差し替えたりすることはできない。万が一この時点で不具合が発生した場合、再び検証作業に戻る。
新作BREWアプリは、毎週木曜日に「EZアプリカタログ」のトップメニューに「新着・オススメ」として掲載される。EZwebと連動する場合には、そのサイトの更新も、ダウンロードが可能になるタイミング(木曜日)に合わせて作業を行う。この作業をコンテンツプロバイダは、アプリの数×対応機種数だけこなしているのだ。
このようなプロセスを経てようやくBREWアプリが公開可能になるのだが、審査・検証に時間がかかるといった点は、KDDI内部でも問題になっている。当面の施策としてKDDIが提案しているのが「有料検証」というコースである。
有料検証とは、特急料金を支払うことにより、通常の場合よりもBREWアプリの審査・検証を短縮できるというものだ。
「例えばクリスマス企画など、タイムリーな企画に合わせてタイムリーなアプリが公開できないと困る。そういう場合に備えて、待ち時間が発生しないようにし、より早く(審査・検証が済むように)用意した制度。よりスムースに流れるようになれば、不要になると思う」(渡邊氏)
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