エプソン、MP3デコーダ機能内蔵LSIを夏から量産

» 2005年06月27日 17時56分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 セイコーエプソンは、携帯電話向けの表示コントローラLSI「Mobile Graphics Engineシリーズ」に、新製品「S1D13761」を追加した。近日中にサンプルを出荷、夏頃から量産を開始する。サンプル価格は945円。

 Mobile Graphics Engineシリーズは、カメラ付き携帯電話向けの機能を強化しているLSI。S1D13761では、MP3デコーダ機能を搭載しており、サンプリングビットレートは32〜320kbpsに対応している。このチップをベースバンドエンジンやCMOSセンサと組み合わせることで、MP3プレイヤー機能とカメラ機能を搭載した携帯電話端末を安価に実現できる。

 対応する音楽ファイルのフォーマットはMP3のみで、AAC、WMAなどには非対応。「初の対応ということで、ワールドワイドに見て主流と思われるMP3にまずは対応した。他のフォーマットについては、今後ライセンスなどの問題を解決しながら対応を進めることになる」(エプソン広報部)

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