地域で子供を守る──学校向け無料ASPサービス

» 2005年05月16日 21時26分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 ドリームエリアは5月16日、教員やPTAなどの学校関係者が、警察などから送られてきた不審者情報などを保護者に配信できる携帯向けASPサービス「まちcomi・メール配信サービス」を5月20日から提供する。対象は、幼稚園、保育園、小学校、中学校やその関係者(PTAなど)。

 警察から、学校や公の施設に提供される不審者情報などの「お知らせ」を、子供とその保護者に速く確実に情報伝達することが目的。学校関係者はインターネットに接続できるPCが1台あれば導入でき、登録した保護者に対して、一斉、またはグループ別にメールを送信できる。同社が5月20日より提供開始予定の、地域別ポータルサイト「まちcomi」(5月20日開始予定)のなかの1サービスという位置づけで、無償で提供される。

 メールを受信する側はキャリアを問わない。「メールアドレスを登録するだけで利用できるのがメリット。個人情報保護法により、連絡網の配布ができなくなっている学校もある。そのため、不審者情報だけでなく、学校からの連絡事項を広く配信する使い方を希望しているところもある」(ドリームエリア)

 同社が飲食店向けに開発・提供しているASPサービスをベースに、学校用にカスタマイズしたもの。1月21日より、千葉県松戸市立高木第二小学校で試験運用しており、現在全児童数の約半分の保護者が利用しているという。

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