エンタープライズ:ニュース 2003/06/18 21:58:00 更新


NECインフロンティアの「Aspireシリーズ」がSIPゲートウェイ機能を搭載

NECインフロンティアは、中小規模事業所を対象としたオフィスコミュニケーションゲートウェイ「Aspireシリーズ」にSIPゲートウェイ機能を追加した。

 NECインフロンティアは6月18日、中小規模事業所を対象としたオフィスコミュニケーションゲートウェイ「Aspireシリーズ」に、SIPゲートウェイ機能を追加したことを発表した。

 Aspireシリーズは、IP電話や事業所間のVoIPネットワーク、構内PHS、CTIをワンボックスで実現する統合型機器。新たにSIPゲートウェイ機能を搭載したことにより、通信事業者が提供する法人向けIP電話サービスを、VoIPゲートウェイやIP電話アダプタといった他の機器を介することなく、直接システムに収容可能となる。しかも、従来の一般公衆網を収容したシステムと同様、ダイヤルインや発信者番号通知といったビジネスフォンの機能をすべて活用できるという。

 SIPゲートウェイ機能を搭載したシステムの価格は、VoIPを4チャネル、IP多機能電話機を12台収容する場合で約300万円から。既存のAspireシリーズでは拡張ボードの追加とソフトウェアのバージョンアップによって同機能をサポートできる。

 NECインフロンティアは今後、050番号を利用したサービスやブロードバンドを利用したテレビ会議といった拡張サービスへの対応を図る。また、通信事業者ごとに異なるSIP仕様に広く対応するため、接続試験などを積極的に展開する方針だ。

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[ITmedia]