ホテル業界誌の出版を中心に、コンサルティングやコーディネート業など、 “旅・食・ホスピタリティ”への究極の美意識を追究し、多岐に渡る事業を行っているオータパブリケイションズ(http://www.ohtapub.co.jp/)。 代表取締役の太田進社長は、ある時は招待客、またある時はコーディネーターとして、華やかなパーティーに日々関わり続けている“達人”である。1晩で数百万〜1千万円以上(!)の寄付金が集まる、アッパークラスのチャリティパーティーのコーディネートを引き受けることも珍しくないそうだ。 |
「パーティーの雰囲気は、出席してみるまでわからないものですよね。楽しめないパーティーというのは、まず主催者側のホスピタリティに原因がある。招待客のリストを作って、どんな方々が招かれているかを明確にし、良い縁が生まれそうな方同士を紹介したり、アトラクションの企画や、プレゼントを用意するなど、招待した方みなさんに楽しんで頂くという心がけが大切です。 せっかくですから、壁の花でいたり、知っている顔同士だけで固まるよりも、ぜひ様々な出逢いをつかんでいって欲しい。僕自身、ずっと憧れていたミュージシャンや、テレビでしかお顔を拝めなかったようなビッグネームの方と、パーティーが縁で友人になったり、ビジネスに繋がったケースがたくさんあるんです!」 とはいえ、見知らぬ人に声をかけるのは、なかなか勇気がいるもの。きらびやかな夜を思いっきり楽しみ、ビギナーにもすぐに実行できる、太田社長流の楽しみ術を次の表にまとめてみたので、ぜひご覧あれ。 |
1 服装を整える |
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2 小物できっかけ作り |
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3 人の動きを観察する 4 “話しかけやすい”隙をつくる 5 “自分と同じ匂い”を嗅ぎ分ける 6 自分のPRポイントを明確にする |
さすが、究極のホスピタリティを追究しているだけに、取材者の我々に快く心得を伝授してくださった太田社長。そんな氏にも、ビギナー時代があったのだそう。 「28歳の時、モナコのモンテカルロで、世界の名だたる成功者が集うラグジュアリーパーティーに背伸びをして出席したんです。全身に衝撃が走りましたよ。周りは人生を謳歌している、年輩の真の成功者ばかり。オートクチュール仕立てのドレスやタキシードに、先祖代々伝わる値段のつけられないハイジュエリーを身につけている。目一杯ドレストアップしていったつもりなのに、もう全然レベルが違う。しまった、えらいところに来てしまったと冷や汗が出ましたよ。 パーティーは、普段の人間関係から少し足を伸ばして新しい空気を吸い、自身の感動を引き出す宝の山である。以上の心得を胸に刻み、ばっちりファッションをキメたら、さあ!パーティーに繰りだそう。人生の1ページが劇的に変わる、そんな出逢いがあなたを待っているかもしれない! |
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取材・文/華麗叫子
企画・構成/似鳥陽子