モエ・エ・シャンドンにぴったりなイタリアン&フレンチの饗宴とは?(1/2 ページ)

» 2009年04月02日 11時15分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 フランスの、そして世界最大のシャンパン・メーカー、モエ・エ・シャンドン。同社ではさまざまな種類のシャンパンを作っているが、その中でもスタンダードな人気商品が「モエ・エ・シャンドン ブリュット アンペリアル」と、ロゼのシャンパーニュである「モエ・エ・シャンドン ロゼ アンペリアル」の2種類だ。

 3月31日の夜、西麻布「マリオ イ センティレリ」というレストランで、この2種類のシャンパーニュに合わせて、イタリア人&フランス人の2人のシェフが特別メニューを提供するというスペシャルディナーが企画された。

 そもそもフランスの酒であるモエ・エ・シャンドンに合わせて、イタリア料理とフランス料理を融合させたディナーとは? 以下、実際に食べて&飲んできたレポートをお伝えする。

モエ・エ・シャンドンの商品ラインアップ。左からブリュット アンペリアル、ロゼ アンペリアル、ネクター アンペリアル

イタリア、フランスだけでなく和食っぽさも?

 1皿目は「北海道産 帆立貝のカルパッチョ有機人参のジュースとライムの香り」。人参ジュースの中にスライスした生の帆立が浮かんでいる。この人参ジュース、加熱していないようで、口に入れるとまず生の人参の甘さが広がり、後味にライムの風味が残る、という料理。カルパッチョなので帆立も生。生の帆立と人参ジュースという組み合わせは初めての経験だ。

 続いて2皿目は「スズキのソテー バターと鰹ダシのカプチーノ仕立て」。皮目をパリッと焼いた魚にバターソース、というのはフランス料理の技法だが、かなり濃厚に鰹だしが効いているのだ。記者は面白いしおいしいと思ったが、「これはないなあ」と言っていた人もいたので、斬新な料理であるだけに評価が分かれるところかもしれない。

 次は「ポルチーニ茸のリゾット モロッコ産アルガンオイルで」。ポルチーニの旨みが濃厚に出たリゾットはベストな炊き加減。リゾットが入った器はカリカリのチーズでできていて、割ってリゾットと混ぜながら食べるととてもおいしい。

 メインは「仔牛のソテー ぺぺローニ風味のソースとサフランのタリアテッレの付け合わせ」。フランス料理らしいこってりしたソースに、柔らかな仔牛のソテーがよくあう。下に添えてあるタリアテッレがゆですぎていないあたり、「やっぱりイタリア料理店だなあ」と妙な感心をしながらいただいた。

「北海道産 帆立貝のカルパッチョ有機人参のジュースとライムの香り」(左)、「スズキのソテー バターと鰹ダシのカプチーノ仕立て」(右)
「ポルチーニ茸のリゾット モロッコ産アルガンオイルで」(左)、「仔牛のソテー ぺぺローニ風味のソースとサフランのタリアテッレの付け合わせ」(右)

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