“我が家”を手に入れる――。一生の中で最大級の買い物となるだけに、希望はできるかぎりかなえておきたい。さあ、"住みたい家"のイメージを膨らませてみよう。
昔、孔子の「30にして立つ」をもじり、「30にして(家が)建つ」という売り文句を掲げていた住宅メーカーがあった。おそらく、その意味するところは、30代(つまり、当時としては、家を買うには比較的若い年齢層)でも購入できる価格を実現したということなのだろう。 しかし、実際のところ、30代というのは、居を落ち着けるのに妥当な年代だと感じる。20代には何回かの引越を繰り返し、いろいろな街の雰囲気や色合いを実感してみたいものだが、30代にはそうした経験を経て、自分の好きな、あるいは憧れの“場所”がはっきりと見えてくるものだ。 皆さんも1カ所(もしくは、いくつか)くらいは、具体的に「いつか住んでみたい街」をお持ちだと思う。しかし、「いつか」とはいつなのだろう。老後だろうのか? いや、決してそういうイメージではないと思う。終の棲家とまでは考えているわけではなく、現在の充実した日々を送るための場所として、「いつか住んでみたい街」を思い浮かべているに違いない。そうしたお気に入りの街とは、なるべく若いうちから付き合い、じっくりと親交を温めていきたいものだ。 |
|
ただ、居を落ち着けるといっても、必ずしも、“買わなければいけない”わけではない。住居は「借りる」ものか、それとも「買う」ものか。よく論じられる問題ではあるが、やはり、答えは人それぞれというしかないだろう。しかし、+D Styleをご覧いただいている読者の方々のように、ことさら“趣味”を大事にするタイプの人々にとっては、「買う」という選択肢が様々な面でメリットをもたらすことは明らかだ。 |
日々の生活において、「それは家を買ってからにしよう」と自分に言い聞かせたことはないだろうか。ホームシアターの構築はもちろん、大画面テレビへの買い替え、あるいは素敵な家具を見つけたとき、さらにはコレクションの収集、ペットの飼育などなど……。“本当はしたいこと”に対して制限を課して、予定のない先延ばしにしてしまう。 なぜ、そのように考えるのだろうか。別に賃貸マンションだからといって、分譲マンションとハードウェア自体が大きく違うわけではない。 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:マンションDB(運営:株式会社カカクコム)
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年3月6日