アウディAGは2009年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で、5ドアのコンセプトカー「スポーツバックコンセプト」発表した。
同車は、クリーンなディーゼルテクノロジーを採用したコンセプトモデルで、ハイパフォーマンス・ウルトラ・クリーンディーゼルエンジンと呼ばれる3リッターV型6気筒TDIエンジンを採用。最高出力225馬力(165kW)、最大トルク550Nmでありながら、窒素酸化物をほとんど排出せず、全米50州の排出物質規制と、2014年に発効する欧州の排出ガス規制「EU6基準」をクリアしている。1リッターあたり16.9キロの燃費性能(欧州複合モード)で、CO2排出量は走行距離1キロ当たり156グラム。
7速ティプトロニックトランスミッションを搭載し、フルタイム4WDシステム・クワトロを採用。加速タイムは0-100km/hで7秒以下、最高速度は時速245キロ。
同ブランドの2ドアフル4シータークーペ「A5」のコンセプトを受け継ぐこのモデルでは、大きなリアハッチを備えた5ドアモデルでありながら、クーペの流れるようなシルエットに仕上げられた。ショルダーには水平感を強調するラインを採用し、フロントとリヤに配されたLEDライトユニットは幅広でフラットなデザイン。「5ドアモデルならではの高いユーティリティ性能を持ちながら、クーペの持つ潜在的な動力性能をエレガントに、ダイナミックに提示した」(同社リリース)。
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