バブルのころは高級レストランのディナーやシティーホテルでの宿泊、ブランド品のプレゼントなどがごく当たり前だったクリスマスデート――それでは、今の女性はどんなデートスポットにエスコートすると喜ぶのだろうか。500人以上の男女に恋愛取材をしてまとめた「必ず結婚できる45のルール」の著者であり、最近では“枯れない女、華麗な女”になるための47の法則を掲載した「カレージョ!!」(講談社 公式サイト http://kareijo.moura.jp/)を出版した、ライター・にらさわあきこさんにうかがってみた。 |
「12月はみなさん忙しいですよね。お疲れの男性が多いと思いますが、女性も同じように疲れがたまっています。ですので、“彼とはゆっくり過ごしたい”というのが女性のホンネ。きらびやかなスポットよりも、癒しスポットでまったりと過ごす方が、ふたりの愛が高まるクリスマスデートですね」 “女性はクリスマスにドレスアップして出掛けるのが好きに違いない”という先入観が覆される言葉である。 「もちろん女性は、バッチリ決めてにぎやかなパーティーなどへ遊びに行くのは好きです。ただ、カレと一緒に華やかな場所に行きたいと思うのは、学生や社会に出て間もない女子が多いです。20代後半から40歳くらいまでの、いわゆるアラサー・アラフォー世代の女性の多くは、“派手なパーティーは女同士で行けばいい。彼とはゆっくりと、親密な時間を過ごしたい”と思っています。高級なレストランのフルコースも、ダイエットをしていたり、忘年会やパーティーが続いている場合には逆に苦痛になるもの。例えば、日帰りスパや、ホテルのスパのような癒しスポットでのデートは、女性は間違いなく喜びます」 |
カップルで行くことのできるオシャレなスパは、都内でもなかなか見つけづらいもの。取材やプライベートで多くのスパを訪れているにらさわさんがおすすめする最新スパは、ホテルオークラ東京の「Relaxation Nature Court」と、六本木・ミッドタウンの「シュウサンクチュアリ」。 「どちらも、都心にありながら空間を贅沢に使ったラグジュアリーな雰囲気のスパで、まったりとくつろぐにはおすすめです。そのほか、お台場の日航ホテルのスパや、みなとみらいの『万葉の湯』なんかも、眺めも良くておすすめですよ」 |
開業以来、45年以上にわたって国内外のセレブに愛されている「ホテルオークラ東京」。ともすると、「彼女を誘うにはオーセンティックすぎるかも……」と襟を正してしまいそうな歴史の重みを感じる本館内から、グランドコンフォートフロアにあるスパ「Relaxation Nature Court」に足を踏み入れると、それまでの重厚感溢れる館内の雰囲気とは一転して光に満ちた広大な癒し空間が広がる。 同スパのコンセプトは「心とからだをリフレッシュし、自然に戻すための空間」。ネイチャープログラムゾーンではフレッシュフルーツジュースで喉を潤し、太陽光と同じ働きを持つジェットラグライトで夜型に傾いた体内時計をリセット。彼女とそれぞれにミストサウナでからだを温め、リフレクソロジーやハンドフィール、ショルダーフィール、ヘッドスパ、バステラピーなど、12種の多彩なオプションメニューで日頃の疲れをほぐした後は、ふたりで一緒にO2&メディテーションで新陳代謝を高めてリフレッシュ。 |
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ラグジュアリーなショップやレストランが数多く入っている東京ミッドタウンで、エステティック&スパ(レディース・メンズ)、アロマカスタマイズショップ&サロン、ヘア&ネイルサロン、カフェ、フィットネススタジオなど9つの要素から構成される広大な美の聖域が「シュウサンクチュアリ」である。 「美容界にアートをもたらした人物」と称される植村秀氏と、その信念に賛同する各専門分野のエキスパートがサービスを提供するショップが集結したとあって、それぞれにコンセプトやメニュー、店舗デザインはさまざまだ。 |
例えば、レディーススパの「シュウサンクチュアリ スパ&フィットネス」は、白一色の清潔感と柔らかさが溢れる空間で、日本とイギリスの最高のプロフェッショナルブランドであるUTOWAとEVELOMを使ってのフェイシャルトリートメントと、日本初上陸のCOWSHEDでのフット&ハンドケアが受けられるので、彼女も極上の微笑みを浮かべるだろう。 |
対照的にメンズスパの「LIEU de LUXE」は、ブラウンを基調にした機能美を感じる空間。こちらでは、日本初の死海のミネラル最高峰のデッドシー・プリミエルや、世界のスパでも使用されているフランスのエラバシェなど、最高級のコスメティックを導入した豊富なメニューが受けられる。スチームバスのハマムやフェイシャル&ボディトリートメントが人気。 カフェスペースは予約が可能でメニューにシャンパンも。ピカピカになってから待ち合わせて乾杯! そのままくつろぐもよし、夜の六本木に遊びに行くもよし。ふたりの距離がぐっと縮まる一夜が過ごせるだろう。 |
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・「シュウサンクチュアリ スパ&フィットネス」 |
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・「LIEU de LUXE」(メンズビューティスパ) |
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取材・文/似鳥陽子
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