トヨタ自動車は10月15日、全長約3メートルのコンパクトボディーに定員4人(大人3人、子供1人)の室内空間を備えた乗用車「iQ」を、11月20日より販売すると発表した。価格はグレード「100X」が140万円、「100G」が150万円、「100G“レザーパッケージ”」が160万円。
ボディーサイズは全長2985×全幅1680×全高1500ミリ。自然界の造形美を生かしたという、曲線的で質感の高いデザインが内外装の特徴となっている。
トランスミッション構造の変更やステアリングギヤボックスの上方配置、燃料タンクの床下配置、左右非対称のインストルメントパネルなどによって高能率パッケージを実現、フロントとリアのオーバーハングを切りつめ、ボディーの4隅にタイヤを配置することで、大人3人、子供1人(または荷物)が乗車できる空間を確保した。また、最小回転半径は世界最小レベル(4輪自動車での比較/同社による)の3.9メートルを実現している。
68馬力(50kW)の1リッターエンジンを搭載し、トランスミッションにはCVTを採用。10・15モードでリッターあたり23キロという高い燃費性能を持つ。また、新たな燃費基準の試験方法となる“JC08モード”でも、リッター21キロを実現し、「2015年度燃費基準」をクリアする。
そのほか、新開発の電動パワーステアリングやサスペンションにより、低速での機敏な動き、高速での安定性を確保。世界初(同社調べ)となるハイ・ロー一体切り替えのプロジェクター式ヘッドランプや、LEDリヤコンビネーションランプなども採用されている。安全面ではSRSリヤウインドウカーテンシールドエアバッグを含む9個のエアバッグやS-VSC(ステアリング協調車両安定性制御システム)を全車に標準装備した。
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