東京・有楽町の東京交通会館で10月10日、オーディオメーカーや輸入商社などが出展する、オーディオ製品の展示・試聴イベント「ハイエンドショウトウキョウ2008」が開催された。開催期間は12日までの3日間。入場無料。
今回は、会場で見つけたブックシェルフスピーカーを紹介していく。少しフンパツして小型スピーカーを買うとなれば、やはり音だけでなくインテリアとの相性も考えたい。もちろん、ここで挙げる製品以外にも、さまざまなデザインのスピーカーが展示されているので、興味のある方は会場に足を運んでみよう。
まず紹介するのが、デンマークのSYSTEM AUDIOが制作したブックシェルフスピーカー「SA2K Master」。モダンなインテリアにマッチしそうな曲線を描くキャビネットや、コーンにあしらわれたテーピング(音の流れをよくするとのこと)のラインが特徴的な一品だ。スキャンスピークのスピーカーユニットをベースに、独自のチューニングを施すことで、出力の乏しいアンプなどでも良い音が鳴るように作られているという。価格はペアで63万円。
SA2K Masterと打って変わって重厚なオーラを放っていた、バラッドのスピーカー群。その中でも幅174ミリとひときわコンパクトな「Ba510」は、シリーズで唯一、ドーム型ツィーターを搭載している。素朴な雰囲気のボディーはオーソドックスな書斎などにもピッタリだろう。独自の振動解析ソフトを利用した設計により、キャビネットの分割振動を抑え、音の明瞭度が失われにくい構造になっているという。価格は1本で4万4100円。
フライングモールの「MAS-3M」は、幅110ミリと非常にスリムなボディーながら、迫力ある重低音を発していた。デジタルアンプを内蔵し、スピーカーの振動板の動きを検知して、入力信号と同じ動きになるよう補正を行う「MFB(Motional Feedback)」の技術を採用。ダイナミックな音響をコントロールしている。アルミ無垢素材のキャビネットがソリッドな雰囲気を放ち、PCといったデジタル製品とのマッチングも良さそうだ。12月ごろから販売する予定で、価格は1本で7万8750円。
ロッキーインターナショナルのブースで見つけたのは、オーディオプロの新スピーカー「Wigo」シリーズだ。本年度中の発売を予定しているという。どのモデルもブラックを基調とした精悍な見た目が特徴。2ウェイ2スピーカーの「Wigo 110」、Wigo 110より少し背の高い「wigo 130」と、2つのブックシェルフが登場する。価格はWigo 110がペアで4万4100円、wigo 130がペアで5万2500円。
同じくロッキーインターナショナルのブースに展示されていた、フォーカルのスピーカー「Chorus」シリーズは、V字型デザインのスピーカーネットが個性的。パリのデザインハウス「Pineau & Le Porcher」にデザインを依頼している。写真のブックシェルフ「Chorus 705V」の価格は、ペアで7万3500円。
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